共通財布派の夫婦の家計管理では家族カード・代理人カードが便利だったという話
我が家の家計管理は夫婦別財布ではなく共通財布派。
各個人の口座とは別に夫婦での共通口座を作り、生活費はそこから支出しています。
ご参考:共働き・ITTIN家の家計管理方法(暫定)
共通口座を作って家計のお金を管理している我が家の場合、共有口座からスムーズに出金するのにクレジットカードの家族カードや、キャッシュカードの代理人カードを作ると便利だったという話。
各個人の口座とは別に夫婦での共通口座を作り、生活費はそこから支出しています。
ご参考:共働き・ITTIN家の家計管理方法(暫定)
共通口座を作って家計のお金を管理している我が家の場合、共有口座からスムーズに出金するのにクレジットカードの家族カードや、キャッシュカードの代理人カードを作ると便利だったという話。
家族カード・代理人カードとは何ぞや ということですが、その名の通り「名義人の”家族”が使えるカード」です。
家族カード発行に係る審査は使用する家族その人ではなく、既にカード発行済みの名義人の信用力に依存するので、普段使っている上で信用情報に傷をつけていなければ 基本的には専業主婦(夫)でも申請するだけでもらうことができます。
クレジットカード・キャッシュカードは本来発行は1枚のみ、かつ名義人しか使うことができませんが、家族カード・代理人カードを作ると 生計をともにする配偶者も使うことができます。(ちなみに暗証番号は別々の番号を設定できます)
◆クレジットカードの家族カードを使用するメリット
大前提として、我が家はクレジットカードが決済の主な手段です。
財布から現金を出すのは決済方法が現金のみ・もしくは支払額が少額の時に限られる。
現金で払うより 多少なりとも還元されるクレジットカードを使う方が、資産形成上では効率的です。
また管理面においても、レシートをもらい忘れたり紛失したりすると記録の追跡が困難な現金管理より、明細がweb上で追跡できるクレジットカードの方が合理的だと思うのです。
現金をせっせと用意するのも面倒ですしね…。ATMまで行って並ぶ”時間”も資産なのだと考えると、なるべくキャッシュレスで決済する方がストレスが少なくて済みます。
で、始め方は簡単で、共通口座から支出するクレジットカード(家計支出におけるメインカードになるので、なるべく高還元率のものを!)を共通口座の名義人が作り、そのカードの家族カードを発行して配偶者が持つ。共通の支出はお互いそのカードで決済することで管理が容易になります。
個人の支出は個人の口座なり、共通口座のものではない自分名義のカードなりで行うようにすれば区別も楽。
メリットは
・家計の支出を1枚のカード(=一つの口座)で管理できるので、立替や現金引き出し等の手間がなくなる
・二人分の支出を合算できるので、個々で貯める場合と比べてポイントが貯まりやすい(高還元率カード推奨)
・管理するカードや口座の数が最小限で済む
・家計の支出の明細が一覧で確認できるのでお互い支出が把握しやすい
・家計の支出と個人の支出の区別が容易
という意味で管理がしやすくなります。
個人の支出と世帯の支出を自分名義の同じカードで行っていると、混同してしまうこともある。
(我が家の場合、個人の支出は月々のお小遣いで賄えるため、個人の財布から支出することはほとんどないですが)
家計と個人のお金の境目が曖昧になる、もしくはそれを避けるために「立て替え」の形になったり、カードを増やす、現金をわざわざ引き出す、といった手間が発生するシステムになるのも非常に面倒です。
また、各クレジットカードには還元率が設定されていますが、「特定の会社(カード会社の関連企業やサービス)でしか使えないポイントに換えて還元されるシステム」や「一定ポイントに達しないと還元できないシステム」になっているカードも多く、いくら還元率が高くても個々人でポイントを貯めていたのでは使いにくいし、多くの場合ポイントには期限が設定されています。
それぞれが別々のカードを使っていると世帯で最低二つのサービス・ポイントの管理をする必要が出てきます。
1枚にまとめてしまえば、ポイントの期限管理も1枚だけで済みます。
ちなみに我が家の共有クレジットカードは年会費無料、還元率は2018年時点で1.25%のREXカードです。
このREXカード、還元率は2017年10月に改悪されてしまったのですが、何よりも”申請したポイント分が請求額からそのまま割り引かれる”という 楽ちん還元システムになっておりまして、手間なしで非常に使い勝手が良いのです。
わざわざカード会社関連で使えるサービスを探したり、モノに換えたり、商品券に換えて使えるお店を探したり…、ということをしなくてもいいので愛用しています。
私は現在産休で里帰りしていますが、夫と何百km離れていても支出を同じカードで決済できて楽です。
◆キャッシュカードの代理人カードを使用するメリット
これも同じで、通帳が2冊あるより1冊で済んだ方が楽という話です。
通帳一冊に記帳する(ネット銀行ならweb明細)だけで家計の収入・支出・貯蓄が確認できるようになり、家計のお金が管理しやすくなります。
いくら決済方法をクレジットカードや電子マネーにしたくても、現金が必要な場面もまだまだ多い。
日本でキャッシュレスが浸透するのはまだまだ先の話です。
現金を生活費用の口座から直接「夫婦どちらでも・いつでも」引き出せて、お互い好きな時にお金の流れを確認できるのは楽です。
もしキャッシュカードが名義人のもの1枚だけの場合、名義人になった方が引き出して必要な現金を用意することになります。
場合によっては配偶者の方が立替や振込が必要になってしまい、不便を強いられる&お金の流れがわかりにくくなってしまいますが、そういった煩雑さから逃れることができます。
◆家族カード・代理人カードを使用するデメリットとトラブル回避法
この方法、便利とは言えどお互いのお金の使い方に信用がある場合にしか機能しません。
今のところ我が家では問題が無いのですが、
・毎月の家計全体の支出が明確である(お互いが相手に支出額を報告できている)
・お金を引き出した時には相手に引き出した金額とおおまかな用途を伝えている
ことでトラブルを未然に回避できている気がします。
夫婦で金銭感覚が多少異なる場合は、最初に夫婦で 一か月に使える予算を話し合っておくこと、一か月に引き出していい現金の上限を取り決めておくこと、などの施策が必要になるかもしれません。
そもそも夫婦別会計制・費目ごと担当制を採用しているご家庭は共通口座自体が不要でしょうし、
片方が浪費家の場合や夫婦の金銭感覚が極端に違う場合はトラブルの原因になり得るのでおすすめしません。
代理人カードを持ってしまったら口座からお金を引き出し放題です。
クレジットカードは一応上限枠がありますが、それでも枠ギリギリまで湯水のように使ってしまうバブリーな配偶者では管理どころではなく、残された倹約家はハラハラしながら日々を過ごすことになります。
こういったカップルの場合は最初から別会計か、お財布の紐を握っている方が主導で管理する方が適切かもしれない。
情報の共有方法も、マネーフォワードなどの便利アプリも様々あります。
我が家はたまたまそれが家族カード・代理人カードだったというだけの話。
夫婦の性格に合わせたツールを使うのが一番ですな。
家族カード発行に係る審査は使用する家族その人ではなく、既にカード発行済みの名義人の信用力に依存するので、普段使っている上で信用情報に傷をつけていなければ 基本的には専業主婦(夫)でも申請するだけでもらうことができます。
クレジットカード・キャッシュカードは本来発行は1枚のみ、かつ名義人しか使うことができませんが、家族カード・代理人カードを作ると 生計をともにする配偶者も使うことができます。(ちなみに暗証番号は別々の番号を設定できます)
◆クレジットカードの家族カードを使用するメリット
大前提として、我が家はクレジットカードが決済の主な手段です。
財布から現金を出すのは決済方法が現金のみ・もしくは支払額が少額の時に限られる。
現金で払うより 多少なりとも還元されるクレジットカードを使う方が、資産形成上では効率的です。
また管理面においても、レシートをもらい忘れたり紛失したりすると記録の追跡が困難な現金管理より、明細がweb上で追跡できるクレジットカードの方が合理的だと思うのです。
現金をせっせと用意するのも面倒ですしね…。ATMまで行って並ぶ”時間”も資産なのだと考えると、なるべくキャッシュレスで決済する方がストレスが少なくて済みます。
で、始め方は簡単で、共通口座から支出するクレジットカード(家計支出におけるメインカードになるので、なるべく高還元率のものを!)を共通口座の名義人が作り、そのカードの家族カードを発行して配偶者が持つ。共通の支出はお互いそのカードで決済することで管理が容易になります。
個人の支出は個人の口座なり、共通口座のものではない自分名義のカードなりで行うようにすれば区別も楽。
メリットは
・家計の支出を1枚のカード(=一つの口座)で管理できるので、立替や現金引き出し等の手間がなくなる
・二人分の支出を合算できるので、個々で貯める場合と比べてポイントが貯まりやすい(高還元率カード推奨)
・管理するカードや口座の数が最小限で済む
・家計の支出の明細が一覧で確認できるのでお互い支出が把握しやすい
・家計の支出と個人の支出の区別が容易
という意味で管理がしやすくなります。
個人の支出と世帯の支出を自分名義の同じカードで行っていると、混同してしまうこともある。
(我が家の場合、個人の支出は月々のお小遣いで賄えるため、個人の財布から支出することはほとんどないですが)
家計と個人のお金の境目が曖昧になる、もしくはそれを避けるために「立て替え」の形になったり、カードを増やす、現金をわざわざ引き出す、といった手間が発生するシステムになるのも非常に面倒です。
また、各クレジットカードには還元率が設定されていますが、「特定の会社(カード会社の関連企業やサービス)でしか使えないポイントに換えて還元されるシステム」や「一定ポイントに達しないと還元できないシステム」になっているカードも多く、いくら還元率が高くても個々人でポイントを貯めていたのでは使いにくいし、多くの場合ポイントには期限が設定されています。
それぞれが別々のカードを使っていると世帯で最低二つのサービス・ポイントの管理をする必要が出てきます。
1枚にまとめてしまえば、ポイントの期限管理も1枚だけで済みます。
ちなみに我が家の共有クレジットカードは年会費無料、還元率は2018年時点で1.25%のREXカードです。
このREXカード、還元率は2017年10月に改悪されてしまったのですが、何よりも”申請したポイント分が請求額からそのまま割り引かれる”という 楽ちん還元システムになっておりまして、手間なしで非常に使い勝手が良いのです。
わざわざカード会社関連で使えるサービスを探したり、モノに換えたり、商品券に換えて使えるお店を探したり…、ということをしなくてもいいので愛用しています。
私は現在産休で里帰りしていますが、夫と何百km離れていても支出を同じカードで決済できて楽です。
◆キャッシュカードの代理人カードを使用するメリット
これも同じで、通帳が2冊あるより1冊で済んだ方が楽という話です。
通帳一冊に記帳する(ネット銀行ならweb明細)だけで家計の収入・支出・貯蓄が確認できるようになり、家計のお金が管理しやすくなります。
いくら決済方法をクレジットカードや電子マネーにしたくても、現金が必要な場面もまだまだ多い。
日本でキャッシュレスが浸透するのはまだまだ先の話です。
現金を生活費用の口座から直接「夫婦どちらでも・いつでも」引き出せて、お互い好きな時にお金の流れを確認できるのは楽です。
もしキャッシュカードが名義人のもの1枚だけの場合、名義人になった方が引き出して必要な現金を用意することになります。
場合によっては配偶者の方が立替や振込が必要になってしまい、不便を強いられる&お金の流れがわかりにくくなってしまいますが、そういった煩雑さから逃れることができます。
◆家族カード・代理人カードを使用するデメリットとトラブル回避法
この方法、便利とは言えどお互いのお金の使い方に信用がある場合にしか機能しません。
今のところ我が家では問題が無いのですが、
・毎月の家計全体の支出が明確である(お互いが相手に支出額を報告できている)
・お金を引き出した時には相手に引き出した金額とおおまかな用途を伝えている
ことでトラブルを未然に回避できている気がします。
夫婦で金銭感覚が多少異なる場合は、最初に夫婦で 一か月に使える予算を話し合っておくこと、一か月に引き出していい現金の上限を取り決めておくこと、などの施策が必要になるかもしれません。
そもそも夫婦別会計制・費目ごと担当制を採用しているご家庭は共通口座自体が不要でしょうし、
片方が浪費家の場合や夫婦の金銭感覚が極端に違う場合はトラブルの原因になり得るのでおすすめしません。
代理人カードを持ってしまったら口座からお金を引き出し放題です。
クレジットカードは一応上限枠がありますが、それでも枠ギリギリまで湯水のように使ってしまうバブリーな配偶者では管理どころではなく、残された倹約家はハラハラしながら日々を過ごすことになります。
こういったカップルの場合は最初から別会計か、お財布の紐を握っている方が主導で管理する方が適切かもしれない。
情報の共有方法も、マネーフォワードなどの便利アプリも様々あります。
我が家はたまたまそれが家族カード・代理人カードだったというだけの話。
夫婦の性格に合わせたツールを使うのが一番ですな。
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