ITTIN家 共働きのメリット
周りではちらほら「結婚したら専業主婦希望」の女子を目にしますが、我が家は共働きを選択した方がメリット多そうなので 今のとこ共働き路線です。
(もちろん「今のとこ」であって今後の状況・家族の健康状態によっては共働きを維持できるかはわからないし、本エントリーは専業主婦(主夫)家庭がデメリットであるという趣旨ではありませんのであしからず)
(もちろん「今のとこ」であって今後の状況・家族の健康状態によっては共働きを維持できるかはわからないし、本エントリーは専業主婦(主夫)家庭がデメリットであるという趣旨ではありませんのであしからず)
まず最初に、結婚したら私個人のお給料、減りました。
部署や業務内容が変わったから…ということもありますが、根本にあるのは結婚は社員の自己都合という理屈です。
あと前年の収入(著書の出版に伴う収入も含む)に課されて現収入に比して高額な住民税…。
この待遇と給与で会社に留まるか(ただし元いた部署から変わるので結局は新職場)、それとも新天地で好条件(?)の会社に転職してイチからやり直すか…の二択から選択することに。
私の人生、こんなに迷ったのはビアンカかフローラか選ばなければいけなかった時以来ではないでしょうか。
(ちなみに旦那さんは「好きなようにしたらいい、仕事を辞めても良いんだよ…(震え声)」というデボラ的な第三の選択肢を用意してくれてましたが、子どももおらん・知り合いもおらん土地で無収入の専業主婦になるメリットは特になかったので除外。だがしかし本音ではないにせよそう言ってくれたという事実自体はずっと残るので超大事)
昔から結婚はこの点リスクだと思っていたので まあ腹は決めてた(だから独身の時稼げる時に稼いでた&できる範囲で貯金してた)んですけど、やっぱり貯金しておいて良かったよ。
それでね、「結婚して収入が(世帯としては増えるけど個人としては)減る」、これってこの社会で生きるうえで「女性が抱えるリスク」なんですよ。
ちなみに私が男だったら結婚したとしても社内システム的に待遇も給料も変わらないどころか むしろ諸々の手当もらえて増えるし、家賃補助も増額されたりして待遇が良くなる。
まあ仕事的にはラクになったので別に「女が損している、男はズルイ」というわけではなく、男だったら結婚したら「結婚したのか、そうかそうか!じゃあ頑張らないとなあ、ハッハッハ!」とばかりにじゃんじゃん仕事を流し込まれるわけで、男性社員が羨ましいとは微塵も思いませんが…。
これが「男性が抱えるリスク」で、結婚に伴うリスクは男女ともにある。
なんつーか、”選択”させてほしいよね。男女ともに。男女関係なく。
話が逸れましたが本題。
◆妊娠・出産した時にもらえるお金が多くなる
該当するイベントが発生してないので完全なる皮算用ですけど、「子どもは授かりもの」という前提での話。
結婚が決まった時、引っ越し先(現住居)で現在の会社よりも良い条件で雇ってくれそうなところがいくつかあったので、これを機に転職しようかな~、と悩みましたが。
結局は会社は変えずに、部署だけ異動した形にしました。
その理由はいくつかありますが、一つが「妊娠・出産時にもらえるお金」。
・出産手当金
・育児休業給付金
・その他、会社によりますが「結婚祝い金」「出産祝い金」等。
そして、上記の支給対象に成り得るのは”会社員でいること”です。
世の中「寿退社」という風潮もありますが、結婚と同時に退職して専業主婦になったりするとこれらのお金がもらえなくなったりします。
雇用保険から外れてしまえば、育児休業給付金の給付対象外になってしまう。
受け取るのに一定以上の就労期間も必要なものもあります。
もちろん愛情や一緒に過ごす時間は子どもにとって何よりも大事なもので、出産を機に退職して育児に専念する選択もありましょうが。
将来まで見据えると子どもの選択肢を現実的に広げるのは 身も蓋もなく言ってしまえばカネです。特に教育面において。
大学(特に私立や理系学部)に行きたいと言った子どもに必要なのは、優しい笑顔でそばにいてくれるお父さんお母さん…ではなく、優しい笑顔でカネを差し出してくれる親だよな と、そう思うのよねん。いや、子どもおらんけど。
◆扶養控除を差し引いても共働きの方が資産形成が捗る
旦那さんの扶養に入ることができれば、控除を受けたり旦那さんの勤務先によっては手当を受け取ることができるメリットがありますが。
そういった恩恵と、今持っている人的資本とを天秤にかけるよね。
天秤にかけてしまうと、扶養控除の恩恵に与るより、共働きで自分でも稼いでいた方が遥かにメリットが多い。
この場合のメリットとは貯金の黄金期に資産形成の速度が上がるほか、経済的な不安やプレッシャーを感じずに(&旦那さんにも与えずに)済みます。
旦那さんも「自分の稼ぎで家族を養っていかねば」という謎の束縛感から解放されることでしょう。
まあ仕事をやめて日中何をするかと言えば、多分ブログ書いたり図書館行ったりでそれなりに楽しめるとは思うのですが。
最低限でも社会とのつながりはあった方がいいし、何よりも自分で使えるカネが欲しいっす。
まあ、小遣い制導入したもののあんまり使ってないけど…。
◆ダブルインカムは片方がリストラされたり就労不能状態になっても、生活(家計)が揺るがない
多分これからの人生でも計画的なものか突発的なものかを全部含めて”どちらかの就労不能状態”が出てくるんですよね。
それはどちらかの病気かもしれないし、妊娠出産かもしれないし、育児や子供の病気、介護かもしれない。
収入を一本化すると、その収入が減弱した時、なくなった時…、収入に変化が起きた時に生活も変化させなければならない。
生活レベル、上げるのは容易くても下げるのは至難の業です。
一度手に入れてしまったスマホを、エアコンを、車を、趣味を、手放す。
ブランクありの状態で職探しを始める/慣れない職場で働き始める。
家賃が安い代わりに不便なアパートに引っ越す。
…のはやはり、不可能ではないにしろ苦痛を伴うでしょう。
ただでさえ家族や家計が大変な時に。
できるだろうか、いや私はそこまで柔軟ではない。
「けんじゃのいし」を手に入れた後に、果たしてそれを「すてる」ことができるだろうか。
否、それを すてるなんて とんでも ない!
収入が2本以上あり、かつそのうち一本断たれても影響ない生活水準で生活していれば、収入に変化が起きても我々の生活は奪われずに済みます。
「せっかく収入があるのに、シングルインカムの生活水準にするのは大変じゃないか?」と言われれば、「上げてしまった生活水準を後から下げるよりも何十倍も楽」です。
まあこの点、共働き体制と共働き思考を維持できそうなのは「旦那さんが率先して料理や皿洗いをしてくれる家事メンである」ことが大きいです。「共働きなんだから家事も分担するお」「自分のことは自分でするお」という思考は超助かる。
なお、共働きOKの女性は婚活市場にいっぱいいる「今の時代は共働き必須、でも親世代は家事は女性がしてきたのだから家事は女性メインでしてもらいたいと思ってる、だから家事掃除が好きな料理のうまい女性で共働き志向のお嫁さん募集」とかのたまう帝に遭遇したら逃げるが吉です。
共働きで得られるカネなんぞより体の方が100倍大事ですよ。
カネだってもとの資本は自分の体なんだし。
旦那さんがこのタイプだったら今回の記事は存在せず、なんなら「専業主婦のメリット」とかいう記事になっとるよね。
共働きを希望する婚活男子はまず家事スキル、というより先に家事をする習慣をつけると良いと思う。
◆結婚していても手に職はあった方がよい
これ、独身の時から何度か書いてるんですけど、独身既婚に関わらず 自分で稼ぐ力、すなわち手に職はあった方が良いです。
男女関係なく、と言いたいところですが特に女性はさ。結婚で仕事辞めざるを得ない人も多いからなおさら。
自ら職を手放すというのは、一時の解放感はあれど、収入源もキャリアも断たれるリスクを負う行為です。
今まで自分で持っていた命綱を旦那さんに預けるということ。
それだけに、専業主婦になる時は共働きよりも考えておかねばならない「懸念事項」が増えます。
ブランクがあれば再就職も一苦労だし。
結婚して数年はいいとしても、旦那さんがいつまでも健康を損なわず、いつまでも愛の力を保ったまま、いつまでも給与は順調に右肩上がり、もちろん減給やリストラの危機など一切なく、いつまでもお金を稼ぎ続けて養ってくれる保障はどこにもありません。
まあ新婚で言うセリフじゃないのかもしれませんが、離婚率3割と言われる世の中です。
いやなんで離婚率出すかって特に意味はないんですけど、要はパートナーの方に養ってもらって一生を平穏に過ごして人生を終える幸運な人は少ないんじゃないかってことです。
いっぽう、自分や家族のピンチの時にカネがあるとそれだけで(経済的な意味で)救われるし、いざという時に取れる行動の選択肢が広がります。
まあ何かと言うと離婚を視野に入れて手に職持っておこうネってことではなくて、「依存」と「自立」は別物で、重要なのは「自立」だよねっつーことです。
大人になるとビアンカもフローラも捨てがたい。
ITTIN家、現時点での共働きのメリットでした。
部署や業務内容が変わったから…ということもありますが、根本にあるのは結婚は社員の自己都合という理屈です。
あと前年の収入(著書の出版に伴う収入も含む)に課されて現収入に比して高額な住民税…。
この待遇と給与で会社に留まるか(ただし元いた部署から変わるので結局は新職場)、それとも新天地で好条件(?)の会社に転職してイチからやり直すか…の二択から選択することに。
私の人生、こんなに迷ったのはビアンカかフローラか選ばなければいけなかった時以来ではないでしょうか。
(ちなみに旦那さんは「好きなようにしたらいい、仕事を辞めても良いんだよ…(震え声)」というデボラ的な第三の選択肢を用意してくれてましたが、子どももおらん・知り合いもおらん土地で無収入の専業主婦になるメリットは特になかったので除外。だがしかし本音ではないにせよそう言ってくれたという事実自体はずっと残るので超大事)
昔から結婚はこの点リスクだと思っていたので まあ腹は決めてた(だから独身の時稼げる時に稼いでた&できる範囲で貯金してた)んですけど、やっぱり貯金しておいて良かったよ。
それでね、「結婚して収入が(世帯としては増えるけど個人としては)減る」、これってこの社会で生きるうえで「女性が抱えるリスク」なんですよ。
ちなみに私が男だったら結婚したとしても社内システム的に待遇も給料も変わらないどころか むしろ諸々の手当もらえて増えるし、家賃補助も増額されたりして待遇が良くなる。
まあ仕事的にはラクになったので別に「女が損している、男はズルイ」というわけではなく、男だったら結婚したら「結婚したのか、そうかそうか!じゃあ頑張らないとなあ、ハッハッハ!」とばかりにじゃんじゃん仕事を流し込まれるわけで、男性社員が羨ましいとは微塵も思いませんが…。
これが「男性が抱えるリスク」で、結婚に伴うリスクは男女ともにある。
なんつーか、”選択”させてほしいよね。男女ともに。男女関係なく。
話が逸れましたが本題。
◆妊娠・出産した時にもらえるお金が多くなる
該当するイベントが発生してないので完全なる皮算用ですけど、「子どもは授かりもの」という前提での話。
結婚が決まった時、引っ越し先(現住居)で現在の会社よりも良い条件で雇ってくれそうなところがいくつかあったので、これを機に転職しようかな~、と悩みましたが。
結局は会社は変えずに、部署だけ異動した形にしました。
その理由はいくつかありますが、一つが「妊娠・出産時にもらえるお金」。
・出産手当金
・育児休業給付金
・その他、会社によりますが「結婚祝い金」「出産祝い金」等。
そして、上記の支給対象に成り得るのは”会社員でいること”です。
世の中「寿退社」という風潮もありますが、結婚と同時に退職して専業主婦になったりするとこれらのお金がもらえなくなったりします。
雇用保険から外れてしまえば、育児休業給付金の給付対象外になってしまう。
受け取るのに一定以上の就労期間も必要なものもあります。
もちろん愛情や一緒に過ごす時間は子どもにとって何よりも大事なもので、出産を機に退職して育児に専念する選択もありましょうが。
将来まで見据えると子どもの選択肢を現実的に広げるのは 身も蓋もなく言ってしまえばカネです。特に教育面において。
大学(特に私立や理系学部)に行きたいと言った子どもに必要なのは、優しい笑顔でそばにいてくれるお父さんお母さん…ではなく、優しい笑顔でカネを差し出してくれる親だよな と、そう思うのよねん。いや、子どもおらんけど。
◆扶養控除を差し引いても共働きの方が資産形成が捗る
旦那さんの扶養に入ることができれば、控除を受けたり旦那さんの勤務先によっては手当を受け取ることができるメリットがありますが。
そういった恩恵と、今持っている人的資本とを天秤にかけるよね。
天秤にかけてしまうと、扶養控除の恩恵に与るより、共働きで自分でも稼いでいた方が遥かにメリットが多い。
この場合のメリットとは貯金の黄金期に資産形成の速度が上がるほか、経済的な不安やプレッシャーを感じずに(&旦那さんにも与えずに)済みます。
旦那さんも「自分の稼ぎで家族を養っていかねば」という謎の束縛感から解放されることでしょう。
まあ仕事をやめて日中何をするかと言えば、多分ブログ書いたり図書館行ったりでそれなりに楽しめるとは思うのですが。
最低限でも社会とのつながりはあった方がいいし、何よりも自分で使えるカネが欲しいっす。
まあ、小遣い制導入したもののあんまり使ってないけど…。
◆ダブルインカムは片方がリストラされたり就労不能状態になっても、生活(家計)が揺るがない
多分これからの人生でも計画的なものか突発的なものかを全部含めて”どちらかの就労不能状態”が出てくるんですよね。
それはどちらかの病気かもしれないし、妊娠出産かもしれないし、育児や子供の病気、介護かもしれない。
収入を一本化すると、その収入が減弱した時、なくなった時…、収入に変化が起きた時に生活も変化させなければならない。
生活レベル、上げるのは容易くても下げるのは至難の業です。
一度手に入れてしまったスマホを、エアコンを、車を、趣味を、手放す。
ブランクありの状態で職探しを始める/慣れない職場で働き始める。
家賃が安い代わりに不便なアパートに引っ越す。
…のはやはり、不可能ではないにしろ苦痛を伴うでしょう。
ただでさえ家族や家計が大変な時に。
できるだろうか、いや私はそこまで柔軟ではない。
「けんじゃのいし」を手に入れた後に、果たしてそれを「すてる」ことができるだろうか。
否、それを すてるなんて とんでも ない!
収入が2本以上あり、かつそのうち一本断たれても影響ない生活水準で生活していれば、収入に変化が起きても我々の生活は奪われずに済みます。
「せっかく収入があるのに、シングルインカムの生活水準にするのは大変じゃないか?」と言われれば、「上げてしまった生活水準を後から下げるよりも何十倍も楽」です。
まあこの点、共働き体制と共働き思考を維持できそうなのは「旦那さんが率先して料理や皿洗いをしてくれる家事メンである」ことが大きいです。「共働きなんだから家事も分担するお」「自分のことは自分でするお」という思考は超助かる。
なお、共働きOKの女性は婚活市場にいっぱいいる「今の時代は共働き必須、でも親世代は家事は女性がしてきたのだから家事は女性メインでしてもらいたいと思ってる、だから家事掃除が好きな料理のうまい女性で共働き志向のお嫁さん募集」とかのたまう帝に遭遇したら逃げるが吉です。
共働きで得られるカネなんぞより体の方が100倍大事ですよ。
カネだってもとの資本は自分の体なんだし。
旦那さんがこのタイプだったら今回の記事は存在せず、なんなら「専業主婦のメリット」とかいう記事になっとるよね。
共働きを希望する婚活男子はまず家事スキル、というより先に家事をする習慣をつけると良いと思う。
◆結婚していても手に職はあった方がよい
これ、独身の時から何度か書いてるんですけど、独身既婚に関わらず 自分で稼ぐ力、すなわち手に職はあった方が良いです。
男女関係なく、と言いたいところですが特に女性はさ。結婚で仕事辞めざるを得ない人も多いからなおさら。
自ら職を手放すというのは、一時の解放感はあれど、収入源もキャリアも断たれるリスクを負う行為です。
今まで自分で持っていた命綱を旦那さんに預けるということ。
それだけに、専業主婦になる時は共働きよりも考えておかねばならない「懸念事項」が増えます。
ブランクがあれば再就職も一苦労だし。
結婚して数年はいいとしても、旦那さんがいつまでも健康を損なわず、いつまでも愛の力を保ったまま、いつまでも給与は順調に右肩上がり、もちろん減給やリストラの危機など一切なく、いつまでもお金を稼ぎ続けて養ってくれる保障はどこにもありません。
まあ新婚で言うセリフじゃないのかもしれませんが、離婚率3割と言われる世の中です。
いやなんで離婚率出すかって特に意味はないんですけど、要はパートナーの方に養ってもらって一生を平穏に過ごして人生を終える幸運な人は少ないんじゃないかってことです。
いっぽう、自分や家族のピンチの時にカネがあるとそれだけで(経済的な意味で)救われるし、いざという時に取れる行動の選択肢が広がります。
まあ何かと言うと離婚を視野に入れて手に職持っておこうネってことではなくて、「依存」と「自立」は別物で、重要なのは「自立」だよねっつーことです。
大人になるとビアンカもフローラも捨てがたい。
ITTIN家、現時点での共働きのメリットでした。
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