年収を上げる秘訣って何だろうか
長文をご覧になる前に、
このエントリーの内容は私個人限定のしがない話であり、「実践すれば万人が年収が上がる方法」などはかけらほども書かれておりませんので、タイトルに惹かれていらっしゃった方はご注意ください。
このエントリーの内容は私個人限定のしがない話であり、「実践すれば万人が年収が上がる方法」などはかけらほども書かれておりませんので、タイトルに惹かれていらっしゃった方はご注意ください。
そういえば検索ワードのコーナーで遊んでいる時に、「ITTIN 年収」「ITTIN 貯金」というような、私の年収や貯金が気になっていらっしゃったらしき検索ワードをたまに目にします。
年収と貯金か。
サイドバーや著書に書いてしまっていてもう今さら隠してもしゃーないので私のを書いておくと、
1年目:年収330万→資産240万(就労前貯金36万円)
2年目:年収400万→資産500万
3年目:年収470万→資産720万
4年目:年収500万→資産1030万
5年目:年収550万→資産1370万
6年目:年収600万→資産1740万
(前年比からの増加額はサイドバーに記載済み)
(年収は額面、税引き前)
で7年目に資産2000万達成して今8年目となります。
これから続く文章は大体↑くらいの年収・社会人歴の会社員独身女がタラタラと書く文章になります。
なお、最近勤務時間が長くなり平日に太陽を拝める時間に帰れる可能性が一切なくなったので、三十路となる今年も勤務時間増加により順調に年収は上がる(おそらく650万±20万程のレンジになるのではないか)と予測されるものの、ただでさえ少ないプライベートな時間を更に圧縮されてブログの更新に影響が出ております。
毎日来てくれている人やいらっしゃいましたら…、滞っててすみませんな。
さておき本題ですが、
よく自己啓発とか貯金のコラムなどで「貯金するには節約するほかに、年収を上げる方法を考えよう!」という文言を目にするのですが、そういったコラムに書かれている”年収を上げる方法”は大体「資格を取ろう」だとか「自己投資してスキルを上げよう」という方法が示唆されていることが多い…ような気がします。
それで給料がグンと上がったりする業界もあるのかもしれませんが、弊業界では特に関連資格を取ったところで給料は上がりません。給与規定で定められていない資格を取ったところで給料が上がるルールではないからです。
つい労働者の立場から見てしまいますが、雇用する側の観点から考えると、その資格を持っている人が必要なら「最初から既にその資格(かつ実務経験)を持っている人を採用する」のが企業にとっては手っ取り早い。
「採ってから育てる」ことを前提にしているのは、新卒くらいでしょうか。
既に入社した状態で資格手当が追加されることは、もともと給与規定の給与支給要件に設定されていて、よほど実務に有用な資格でない限りは、ないんですよね。
給料が上がるとしても要件を満たす資格は多くはないし、果たして資格を取るための費用や時間に見合うものなのか、どうか。
少人数の会社であれば「営業も出来て、経理も出来て、人事も行う…」という何でもできる人材は重宝されて、社長の一存で給料アップできることもあるかもしれないが、組織が大きくなればなるほど役割は細分化され、ルールは固定化される。
大きい組織であるほど”例外””特例”は不公平不平等であり、許されないからだ。
年収を上げる以前の話として、「所属組織の昇給ルールを理解しておく」ということは必須なんじゃないでしょうか。
年収を上げたいということなら、資格やスキルの取得も重要ですが、その前に給与規定を読み込むのが順番としては先である気もする。
(給与規定なるルールが規定通りに機能していない、そんなもの存在しないと言われる職場も世の中あるのかもしれんが)
それならそれで、採るべき戦略が変わってくるはずだ。
これは業界や会社によってそれぞれ異なるはずで、年功序列のところもあれば実力主義(人事考課)、資格社会、はたまた社長の一存で給料が決まる会社もあろうけれど。
私の年収が(伸び幅はともかく)幸いにも右肩上がりな理由はそのいずれでもなく、一つしか思いつきません。
給与明細(アップはできないが)を見ると明らかなんですが、
振られる仕事を断らなかったから
だと思います。
あくまでも私が置かれた環境においての”私のケース”であり、イエスマンになれば収入が上がるよ!という話ではありませんのでご留意ください。イエスマンになったところで「給料変わらず・仕事倍増」になる環境の方もいるはずです。
貯金もしかり、資産形成(投資)もしかりですが、冒頭で申し上げた通り「実践すれば万人が年収が上がる方法」など私は知らないからなあ…。
というのも、私の給料を平均と比べて高いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の基本給は月収の半分以下でして、ほぼほぼ「わけのわからん変な手当」なのです。
これらはこれまで仕事を断らなかったゆえについた手当達で、いくつものウンタラ手当が積み重なって私の給与は構成されている。
「わけのわからん変な手当」は、流動的であるゆえにいつ何時撤廃・改悪されるかわからないので、これらがいつなくなっても生活が立ち行かなくならないよう、私は自分の生活レベルの基準を「控除後の基本給の金額」にしています。
社畜根性が染みついているのか知りませんが、私は「頼まれごとはとりあえず引き受けてみる」タチでして。
「これやっといて」→「へい」
「ここ行ってきて」→「へい」
「この仕事の担当お前な」→「へい」
「このプロジェクトのリーダーお願いしてもいいかな」→「へい」
「このタスクのメンバーウチからも一人選出することになったからお前行って」→「へい」
「ここに異動して」→「へい」
まあ人生に一生傷跡を残しそうな無茶な案件のみ1件断っているのですが、基本的には「へえ…」と与えられた場所で咲くようなお返事。
自分で言うのもなんですけど、会社にとっては非常に使い勝手のよい人材なのです。悪く言えば都合のいい駒とも言えますが。
おまけに独身だしな。
「それは私の仕事じゃないでしょう?」
「他にも人はいるのに、なんでその仕事を私がやらなくてはならないんですか?」
「それは無理です。私は他に抱えている仕事だけで手一杯です」
「悪名高い部署になぞ行きたくないです」
「私ばっかり負担の大きい大変な仕事やってます。不平等です」
こう言って断っている人もよう見ますが、私もまったく同じことを思うことがあります。
この心の声を彼らと同じように実際に口に出して断ってたら多分今よりだいぶ年収低いと思うんですが。
なんとなく引き受けてたらいつの間にか年収が上がっていたと言うのが実感である…。
私は凡人なので、稼ごうと思えばそれに見合った労を伴わねばならない。
もっとも、「それが良かったか悪かったか」と言うと両方です。
自分の見識や視野が思わぬ経験で広がって良かったと思うこともあるし、転職に便利な経歴もついたが、もちろん許容を超えてパンクしたこともある、苦手な仕事を休日丸一日潰してまでやらねばならなかったことだって何度もある。
人生に数年しかない華の20代前半を、周りが結婚相手見つけて結婚する中私ひとり山奥に隠遁してましたからね。
断っていたらいたで「断ったゆえの苦労」があったろうし、一概にその選択の良し悪しは判別できない。(まあ結果は今なんだろうけど…)
ともあれ、キャパオーバーの仕事を抱えていようが苦手な仕事を任されようが、
基本的に「仕事なぞいつでも辞められる」と気楽に構えていれば、望まない仕事を振られてもある程度までは許容できる気もする。
許容を超えたら、我慢できなくなったら、需給が見合わなくなったら、自分を壊す前にさっくりと辞めればいいのだ。
そう考えると、私の年収が上がる秘訣は真には「肩に力を入れない適当さ」なのかもしれぬ。
どのような形態であれ、働いてお金をいただくってことは大変だわね。
年収と貯金か。
サイドバーや著書に書いてしまっていてもう今さら隠してもしゃーないので私のを書いておくと、
1年目:年収330万→資産240万(就労前貯金36万円)
2年目:年収400万→資産500万
3年目:年収470万→資産720万
4年目:年収500万→資産1030万
5年目:年収550万→資産1370万
6年目:年収600万→資産1740万
(前年比からの増加額はサイドバーに記載済み)
(年収は額面、税引き前)
で7年目に資産2000万達成して今8年目となります。
これから続く文章は大体↑くらいの年収・社会人歴の会社員独身女がタラタラと書く文章になります。
なお、最近勤務時間が長くなり平日に太陽を拝める時間に帰れる可能性が一切なくなったので、三十路となる今年も勤務時間増加により順調に年収は上がる(おそらく650万±20万程のレンジになるのではないか)と予測されるものの、ただでさえ少ないプライベートな時間を更に圧縮されてブログの更新に影響が出ております。
毎日来てくれている人やいらっしゃいましたら…、滞っててすみませんな。
さておき本題ですが、
よく自己啓発とか貯金のコラムなどで「貯金するには節約するほかに、年収を上げる方法を考えよう!」という文言を目にするのですが、そういったコラムに書かれている”年収を上げる方法”は大体「資格を取ろう」だとか「自己投資してスキルを上げよう」という方法が示唆されていることが多い…ような気がします。
それで給料がグンと上がったりする業界もあるのかもしれませんが、弊業界では特に関連資格を取ったところで給料は上がりません。給与規定で定められていない資格を取ったところで給料が上がるルールではないからです。
つい労働者の立場から見てしまいますが、雇用する側の観点から考えると、その資格を持っている人が必要なら「最初から既にその資格(かつ実務経験)を持っている人を採用する」のが企業にとっては手っ取り早い。
「採ってから育てる」ことを前提にしているのは、新卒くらいでしょうか。
既に入社した状態で資格手当が追加されることは、もともと給与規定の給与支給要件に設定されていて、よほど実務に有用な資格でない限りは、ないんですよね。
給料が上がるとしても要件を満たす資格は多くはないし、果たして資格を取るための費用や時間に見合うものなのか、どうか。
少人数の会社であれば「営業も出来て、経理も出来て、人事も行う…」という何でもできる人材は重宝されて、社長の一存で給料アップできることもあるかもしれないが、組織が大きくなればなるほど役割は細分化され、ルールは固定化される。
大きい組織であるほど”例外””特例”は不公平不平等であり、許されないからだ。
年収を上げる以前の話として、「所属組織の昇給ルールを理解しておく」ということは必須なんじゃないでしょうか。
年収を上げたいということなら、資格やスキルの取得も重要ですが、その前に給与規定を読み込むのが順番としては先である気もする。
(給与規定なるルールが規定通りに機能していない、そんなもの存在しないと言われる職場も世の中あるのかもしれんが)
それならそれで、採るべき戦略が変わってくるはずだ。
これは業界や会社によってそれぞれ異なるはずで、年功序列のところもあれば実力主義(人事考課)、資格社会、はたまた社長の一存で給料が決まる会社もあろうけれど。
私の年収が(伸び幅はともかく)幸いにも右肩上がりな理由はそのいずれでもなく、一つしか思いつきません。
給与明細(アップはできないが)を見ると明らかなんですが、
振られる仕事を断らなかったから
だと思います。
あくまでも私が置かれた環境においての”私のケース”であり、イエスマンになれば収入が上がるよ!という話ではありませんのでご留意ください。イエスマンになったところで「給料変わらず・仕事倍増」になる環境の方もいるはずです。
貯金もしかり、資産形成(投資)もしかりですが、冒頭で申し上げた通り「実践すれば万人が年収が上がる方法」など私は知らないからなあ…。
というのも、私の給料を平均と比べて高いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の基本給は月収の半分以下でして、ほぼほぼ「わけのわからん変な手当」なのです。
これらはこれまで仕事を断らなかったゆえについた手当達で、いくつものウンタラ手当が積み重なって私の給与は構成されている。
「わけのわからん変な手当」は、流動的であるゆえにいつ何時撤廃・改悪されるかわからないので、これらがいつなくなっても生活が立ち行かなくならないよう、私は自分の生活レベルの基準を「控除後の基本給の金額」にしています。
社畜根性が染みついているのか知りませんが、私は「頼まれごとはとりあえず引き受けてみる」タチでして。
「これやっといて」→「へい」
「ここ行ってきて」→「へい」
「この仕事の担当お前な」→「へい」
「このプロジェクトのリーダーお願いしてもいいかな」→「へい」
「このタスクのメンバーウチからも一人選出することになったからお前行って」→「へい」
「ここに異動して」→「へい」
まあ人生に一生傷跡を残しそうな無茶な案件のみ1件断っているのですが、基本的には「へえ…」と与えられた場所で咲くようなお返事。
自分で言うのもなんですけど、会社にとっては非常に使い勝手のよい人材なのです。悪く言えば都合のいい駒とも言えますが。
おまけに独身だしな。
「それは私の仕事じゃないでしょう?」
「他にも人はいるのに、なんでその仕事を私がやらなくてはならないんですか?」
「それは無理です。私は他に抱えている仕事だけで手一杯です」
「悪名高い部署になぞ行きたくないです」
「私ばっかり負担の大きい大変な仕事やってます。不平等です」
こう言って断っている人もよう見ますが、私もまったく同じことを思うことがあります。
この心の声を彼らと同じように実際に口に出して断ってたら多分今よりだいぶ年収低いと思うんですが。
なんとなく引き受けてたらいつの間にか年収が上がっていたと言うのが実感である…。
私は凡人なので、稼ごうと思えばそれに見合った労を伴わねばならない。
もっとも、「それが良かったか悪かったか」と言うと両方です。
自分の見識や視野が思わぬ経験で広がって良かったと思うこともあるし、転職に便利な経歴もついたが、もちろん許容を超えてパンクしたこともある、苦手な仕事を休日丸一日潰してまでやらねばならなかったことだって何度もある。
人生に数年しかない華の20代前半を、周りが結婚相手見つけて結婚する中私ひとり山奥に隠遁してましたからね。
断っていたらいたで「断ったゆえの苦労」があったろうし、一概にその選択の良し悪しは判別できない。(まあ結果は今なんだろうけど…)
ともあれ、キャパオーバーの仕事を抱えていようが苦手な仕事を任されようが、
基本的に「仕事なぞいつでも辞められる」と気楽に構えていれば、望まない仕事を振られてもある程度までは許容できる気もする。
許容を超えたら、我慢できなくなったら、需給が見合わなくなったら、自分を壊す前にさっくりと辞めればいいのだ。
そう考えると、私の年収が上がる秘訣は真には「肩に力を入れない適当さ」なのかもしれぬ。
どのような形態であれ、働いてお金をいただくってことは大変だわね。
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