持ち物のグレード、どこに線を引くか
モノを持つ時、どこに線を引くか、というのを考えるのは結構楽しいものです。
私の2015年の支出は62,937円/月 (755,263円/年)でした。
(税金、仕事上立て替えた経費、親孝行貯金の積立分を除く)
家賃補助なしとして家賃4~5万弱と計算しても、大体月11万ほどあれば悠々自適な生活を送れるようですな。
支出の4割程度が交際費なので、生活する”だけ”なら家賃込み月8万(家賃4万、生活費4万)あれば余裕であろう。
(都会じゃ家賃4万は無理かもしれませんが、地方住みなら4万あれば一人暮らしには十分な物件が確保できる)
旅行や飲み会や友人の結婚式などに気兼ねなく行くなら、月に約11万必要になる。もちろん、年によって変動するけども。
あくまで私の場合としての試算ですが。
私の場合、モノ(あるいはサービス)の所有に関して、大体以下3つの選択肢のうちのどれかを選ぶことになります。
1.持たない
2.持つことを選択するが、グレードを下げるかレンタルする
3.高くても満足のいく水準のものを持つ
1を選ぶほど低コストで、3を選ぶほど生活の満足度が高いのは言うまでもないのだが。
私の場合はまず一番に「要か不要か」の基準を差し挟むため大体1になり、
必要な場合多くはそのモノ・サービスが必要な機能を果たせれば良いので、持つことを選択しても大体2止まりになることが多かったりする。
3は”余程気に入ったもの”や”よく使うもの(家電など)”などになるかな。
”生活水準が高くてお金が貯まりにくい人”というのは、「最初から3(持つと決めたら3)」のタイプも結構いるのではないかと思います。
例えば、新しい趣味を始める時に、ちゃんとした道具一式全て揃えて形から入る、という人。
何かのサービスに加入する時に、「お得なオプション」のいろいろついた”おすすめサービス”に加入する人、
読んだことのない(おもしろいかどうかわからない)本のシリーズを最初から全て揃える人、などでしょうか。
断っておくと人それぞれの価値観なのでどれがいいというわけではなく、モノの所有に3を選ぶ人が悪いということではありません。
この「線引き」が結構楽しいというだけのお話。
趣味と言えば、私も何か趣味の一つくらい持とうとして、「編み物」に興味を持ったことがあります。
「要か不要か」で考えると「不要」なのだが、私はその時編み物をしてみたかった。猛烈に。貪欲に。
自分でマフラーを編めれば、安価で自分で好きな色・好きな長さのマフラーを手に入れることが出来て服飾に係る費用も浮く、趣味が編み物となれば女子力も高くなり、人に言える趣味…そう人に言える趣味もできて一石三鳥だ、と思ったような記憶がある。
きっとどこかで匠の技でも見たのだろう。
ピアニストの素晴らしい演奏を聴いてピアノを習い始めようとする心理、おもしろい漫画を読んで漫画を描き始めようとする心理と同じで、洗練された技を見ると自分もやってみたくなるものだ。
人によってはこれが「スノボ」「ギター」「バイオリン」「ダンス」「ガーデニング」…などかもしれない。
何かの「収集」であるかもしれないし、「ガンプラ」かもしれない。
こういった興味が出てきた時、道具一式を揃えてモチベーションを高めてから始めるのも選択肢の一つなのですが、
私個人は新しい趣味を始める時には、なるべく安価なもので揃えて始めることにしています。
一式揃えるのにどうしても高額になる場合には、所有するより多少コストパフォーマンスに劣っても”レンタル”にして試す。
なぜなら、頓挫する可能性が限りなく高いと思うからだ。
加えて言えば私は飽き性であり、一つの趣味が長く続くことはあまりない性分なのです。
続いている趣味と言えば、強いて挙げればこのブログの更新が2年以上続いていることくらいである。
(ただ、このブログは更新に飽きたことで死亡状態だった期間があることも付け加えておく)
更なる悲劇は「飽きた後」でして、それらの道具は不要にはなったものの…しかしそれなりに高額を払っている&あまり使っていない(もとを取れていない)ものであるために、「モッタイナイ」の心理が働いて捨てるに捨てられず、使われないまま貴重な収納を占拠し、忘れ去られていくことが容易に想像できる。
それが楽しい、自分に合っている、続けられそうだと認識してから一式揃える方が、結果的に安上がりだし場所も取らないことが多いなあ。
少し触れてみることで”いい道具””自分に合った道具”の選定眼もつくのではないだろうか。
道具は揃えようと思ったらいつでも揃えられる。
もっといい道具を使ってみたい、と欲が出てきた時にこそグレードを上げるのも手なのだろう。
さて前述した”編み物”の趣味ですが、さっそくかぎ針と毛糸を100均で購入し、ネットの親切な無料動画でレクチャーを受けながら編み始めることにしました。
100均で揃えた、というのも「編んでみたい」という好奇心はわいたものの、中学の時に家庭科の授業で編み物をした時のことを思い出すと到底私に独学で編み物をマスターできる才能があるとは思えなんだ。
他の人がマフラー、デキる女子はスカートなどを編んでいる中、私はただひたすらに狂ったように丸く丸く編んでました。
しかも家にあったのが黒と灰色の毛糸しかなく、他の人達がカラフルでおしゃれなものを編む中、ひたすら地味な色で編み続ける。
単色だとあまりに寂しいということで、途中で友達に毛糸の色を変えてもらい、再び丸く編む。
できた後でその物体は一番形状が似ている鍋敷きということにして、中心が黒で周りが白っぽい灰色だったので、「目玉」という作品名で提出しました。
我ながらいい感じの創意工夫と狂気を感じる作品でした。
惨憺たる成績になったかと思いきや、ペーパーテストと授業態度が良かったせいか通信簿の成績はまあまあ良かったです。
過去の狂気はさておき、私は100均で道具を買ってきた後自分が納得いくまで編み物に挑戦し、
わずか3日で頓挫しました。三日坊主とはよく言ったもの…。
324円で適性が判断できて良かったです。
マフラーはお店で好みのものを見つけたら買おうと思いました。
んだば、定期的に「けん玉をマスターしたい欲」「ピアノを弾きたくなる欲」「編み物をしたい欲」などの”できないことをしたくなる”衝動的な欲の波が来るので、懲りずにまた編み始めたくなった時のためにかぎ針は処分せずに残してあります。
役に立つ日は来るだろうか。
新しくモノを手に入れる時には、
さてどのグレードで手を出そうかということを考えるのも、なかなか楽しいものです。
(税金、仕事上立て替えた経費、親孝行貯金の積立分を除く)
家賃補助なしとして家賃4~5万弱と計算しても、大体月11万ほどあれば悠々自適な生活を送れるようですな。
支出の4割程度が交際費なので、生活する”だけ”なら家賃込み月8万(家賃4万、生活費4万)あれば余裕であろう。
(都会じゃ家賃4万は無理かもしれませんが、地方住みなら4万あれば一人暮らしには十分な物件が確保できる)
旅行や飲み会や友人の結婚式などに気兼ねなく行くなら、月に約11万必要になる。もちろん、年によって変動するけども。
あくまで私の場合としての試算ですが。
私の場合、モノ(あるいはサービス)の所有に関して、大体以下3つの選択肢のうちのどれかを選ぶことになります。
1.持たない
2.持つことを選択するが、グレードを下げるかレンタルする
3.高くても満足のいく水準のものを持つ
1を選ぶほど低コストで、3を選ぶほど生活の満足度が高いのは言うまでもないのだが。
私の場合はまず一番に「要か不要か」の基準を差し挟むため大体1になり、
必要な場合多くはそのモノ・サービスが必要な機能を果たせれば良いので、持つことを選択しても大体2止まりになることが多かったりする。
3は”余程気に入ったもの”や”よく使うもの(家電など)”などになるかな。
”生活水準が高くてお金が貯まりにくい人”というのは、「最初から3(持つと決めたら3)」のタイプも結構いるのではないかと思います。
例えば、新しい趣味を始める時に、ちゃんとした道具一式全て揃えて形から入る、という人。
何かのサービスに加入する時に、「お得なオプション」のいろいろついた”おすすめサービス”に加入する人、
読んだことのない(おもしろいかどうかわからない)本のシリーズを最初から全て揃える人、などでしょうか。
断っておくと人それぞれの価値観なのでどれがいいというわけではなく、モノの所有に3を選ぶ人が悪いということではありません。
この「線引き」が結構楽しいというだけのお話。
趣味と言えば、私も何か趣味の一つくらい持とうとして、「編み物」に興味を持ったことがあります。
「要か不要か」で考えると「不要」なのだが、私はその時編み物をしてみたかった。猛烈に。貪欲に。
自分でマフラーを編めれば、安価で自分で好きな色・好きな長さのマフラーを手に入れることが出来て服飾に係る費用も浮く、趣味が編み物となれば女子力も高くなり、人に言える趣味…そう人に言える趣味もできて一石三鳥だ、と思ったような記憶がある。
きっとどこかで匠の技でも見たのだろう。
ピアニストの素晴らしい演奏を聴いてピアノを習い始めようとする心理、おもしろい漫画を読んで漫画を描き始めようとする心理と同じで、洗練された技を見ると自分もやってみたくなるものだ。
人によってはこれが「スノボ」「ギター」「バイオリン」「ダンス」「ガーデニング」…などかもしれない。
何かの「収集」であるかもしれないし、「ガンプラ」かもしれない。
こういった興味が出てきた時、道具一式を揃えてモチベーションを高めてから始めるのも選択肢の一つなのですが、
私個人は新しい趣味を始める時には、なるべく安価なもので揃えて始めることにしています。
一式揃えるのにどうしても高額になる場合には、所有するより多少コストパフォーマンスに劣っても”レンタル”にして試す。
なぜなら、頓挫する可能性が限りなく高いと思うからだ。
加えて言えば私は飽き性であり、一つの趣味が長く続くことはあまりない性分なのです。
続いている趣味と言えば、強いて挙げればこのブログの更新が2年以上続いていることくらいである。
(ただ、このブログは更新に飽きたことで死亡状態だった期間があることも付け加えておく)
更なる悲劇は「飽きた後」でして、それらの道具は不要にはなったものの…しかしそれなりに高額を払っている&あまり使っていない(もとを取れていない)ものであるために、「モッタイナイ」の心理が働いて捨てるに捨てられず、使われないまま貴重な収納を占拠し、忘れ去られていくことが容易に想像できる。
それが楽しい、自分に合っている、続けられそうだと認識してから一式揃える方が、結果的に安上がりだし場所も取らないことが多いなあ。
少し触れてみることで”いい道具””自分に合った道具”の選定眼もつくのではないだろうか。
道具は揃えようと思ったらいつでも揃えられる。
もっといい道具を使ってみたい、と欲が出てきた時にこそグレードを上げるのも手なのだろう。
さて前述した”編み物”の趣味ですが、さっそくかぎ針と毛糸を100均で購入し、ネットの親切な無料動画でレクチャーを受けながら編み始めることにしました。
100均で揃えた、というのも「編んでみたい」という好奇心はわいたものの、中学の時に家庭科の授業で編み物をした時のことを思い出すと到底私に独学で編み物をマスターできる才能があるとは思えなんだ。
他の人がマフラー、デキる女子はスカートなどを編んでいる中、私はただひたすらに狂ったように丸く丸く編んでました。
しかも家にあったのが黒と灰色の毛糸しかなく、他の人達がカラフルでおしゃれなものを編む中、ひたすら地味な色で編み続ける。
単色だとあまりに寂しいということで、途中で友達に毛糸の色を変えてもらい、再び丸く編む。
できた後でその物体は一番形状が似ている鍋敷きということにして、中心が黒で周りが白っぽい灰色だったので、「目玉」という作品名で提出しました。
我ながらいい感じの創意工夫と狂気を感じる作品でした。
惨憺たる成績になったかと思いきや、ペーパーテストと授業態度が良かったせいか通信簿の成績はまあまあ良かったです。
過去の狂気はさておき、私は100均で道具を買ってきた後自分が納得いくまで編み物に挑戦し、
わずか3日で頓挫しました。三日坊主とはよく言ったもの…。
324円で適性が判断できて良かったです。
マフラーはお店で好みのものを見つけたら買おうと思いました。
んだば、定期的に「けん玉をマスターしたい欲」「ピアノを弾きたくなる欲」「編み物をしたい欲」などの”できないことをしたくなる”衝動的な欲の波が来るので、懲りずにまた編み始めたくなった時のためにかぎ針は処分せずに残してあります。
役に立つ日は来るだろうか。
新しくモノを手に入れる時には、
さてどのグレードで手を出そうかということを考えるのも、なかなか楽しいものです。
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