ストレングス・ファインダーで自分の5つの資質を知ってみた
才能に目覚めよう(1) 書籍紹介
才能に目覚めよう(2) ピヨママの場合
同じくインデックス投資ブロガーで仲良しかわいい(と私が勝手に思っている)森村ヒロさんも速攻で書籍を買って速攻で記事にされてましたお。
ストレングスファインダーで自分の才能を知り磨き育てて強みにする
というわけで、私も乗っかってやってみました。

本の内容を一言で言うと、「個人が生来持つ5つの才能を知り、それを活かしていこうネ」というものです。
ストレングス・ファインダーはオンライン上のサイトからログインし、180の質問に答えていくことで自分の強みとなり得る資質を知るためのツール。
(ログインするためには本に綴じ込まれているアクセスコードを使うか、web上でのコード購入が必要です)
私は本(新品)を購入しました。
「三つ子の魂百まで」という言葉も日本にはありますが、本書で語られるこの”才能”とは一人ひとり独自のものであって、永続的なものなのだとか。
新たな資質を手に入れようと思っても手に入らないし、自分の持つ資質が気に入らなかったとしてもまず手放すことはできない。
資質は34個定義されています。
通常仕事術の指南本や性格診断では「弱点を知り、克服する」ことに重きを置かれるのですが、本書はそういったことではなく、「もともとその人が備えている才能をいかして強みにしていく」という方向性で語られます。
口コミで聞くと「性格診断みたいなものかな?」と思ってしまうのですが、性格診断や就職する時に受けるような適職診断とはまったく別物です。ストレングス・ファインダーが適職を診断したり、弱点を指摘したり、行動を指定してくることはありません。
あくまでそれぞれの個人が自分の才能を知るためのツールであって、その後の行動は自分で行うものです。
ちなみに私が学生の時に適職診断を受けた時は、謎のパラメータとともに「一つの作業を繰り返し正確にやる仕事が向いている、だからあなたの適職は事務職だ。事務員になるには~」とか書いてあってまったくピンとこなかったのを覚えています。
なぜ自分の人生を心理テストで決められないといけないのかも謎でしたし、「事務職こそマルチタスクが必要なのでは?」と思った記憶が。作成元の信用性も大事ですよね。
ストレングス・ファインダーの詳しい購入方法や説明は森村ヒロさんが書いてくださっておりますので、私は自分の結果と考察でもつらつらと書いていこうと思います。
◆私の結果と感想
テストを受けると5つの資質の他に詳しい個人用レポートを受け取ることもできるのですが、それがメチャメチャ当たりすぎてて怖い。
まあ個人の診断内容なぞ読む人にとっては「フーン」と思うだけでしょうから内容は割愛するのですが、「おそらく、あなたは~でしょう」と表現される説明なんてほぼピタリ。ストレングス・ファインダーはん…。「おそらく」なんて謙遜しなくていいねんで…?
それはさておき、「自分だけの特長的な資質」として判定された私の才能とやらを一つずつ見ていきます。
元が英文なので、日本語に翻訳した時にもとの英単語の意味から少しニュアンスが剥離して、語弊が生じると思われる。
(解説読むまで「???」でした)
字面を見ただけではちょっとピンとこない単語もありますので、各資質の説明は書籍から序文だけ引用します。実際はもっと詳しく書いてありますので、気になる人は本を手に取ってみてね。
ここから先は個人の結果なので、読む人にとってはあんまり有益な情報にならないかもしれないことをご留意いただきたく。
1.Learner(学習欲)
※「さあ、才能に目覚めよう」P103より引用あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたのほかの資質や経験によって決まりますが、それがなんであれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。
なるほど1位は学習欲、納得の資質です。
なぜなら私が今の仕事に興味を持ったきっかけも、今の会社を就職先に選んだ要因の一つも、こうして自分の専門でもないことでブログを書いているのも。
「知りたい」と思う心、学習欲がなければ絶対に起こり得ないことだからね。
世界には常に「私の知らないこと」がたくさん眠っていて、その片鱗に触れてわずかでも理解が及んだとき、それは至高の娯楽になると思う。
知りたいと思えることに出会ったとき、知りたいと思ったことを知ったとき、それは幸運なことなのだ。
でも「知ること・学ぶこと自体が楽しい」というのは誰でも備えている普遍の感性であると思っていた。
こうして”資質”に選定されているってことは、全ての人がそうではないのでしょうね。
自分にとっては「褒められれば嬉しい」などの感情と同じレベルの話なので、「学ぶことを楽しいと感じるのは才能だよ」と指摘されなければ、それが資質なのだとは気づかないなあ。
2.Input(収集心)
もともとあまりモノに執着せず・買わずで、「ITTINちゃんの部屋、殺風景だね」と友達に言われるほどの私。
特に”モノを集める”という収集癖もないので、収集と聞いて「コレクターであることが2番目の資質?」と首を傾げたのですが、解説を読んで納得。もとより、元の英語は「Collect」ではなく「Input」です。英語の方が意味としては正確でしょう。
※「さあ、才能に目覚めよう」P134より引用あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を惹かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。
収集心というのは物品に限らず情報や知識を集めることも該当するらしく、「知りたがり屋」の資質なのです。
そうなるとズボラな性格のくせに細かい家計簿や資産推移データを保管している理由もなんとなくこの資質があったからなのかな、と思うなど。(書籍の執筆依頼された時にデータが残ってて助かった)
大学の時の私の講義ノートは我ながら気味悪いくらい書き込んでまとめてましたからね。メモ魔ともいう。
同級生の間では「神ノート」と呼ばれるほど情報が網羅されていたのです。
有益と思われる情報は、後で見返せなくなるなんてことのないようにクリップしておくのだ。
逆に興味のないこと、有益でないことはまったくメモを取らない。
3.Ideation(着想)
※「さあ、才能に目覚めよう」P156より引用着想とは、ほとんどの出来事を最もうまく説明できる考え方です。あなたは複雑に見える表面の下に、なぜ物事はそうなっているかを説明する、的確で簡潔な考え方を発見すると嬉しくなります。
着想とは結びつきです。あなたのような考え方を持つ人は、いつも結びつきを探しています。見た目には共通点のない現象が、何となく繋がりがありそうだと、あなたは好奇心をかき立てられるのです。着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。
すでに何人かのブロガーさんが受けているこのテストですが、皆さんは概ねご自身の結果に納得するようです。
しかし私は発想やアイデアに起因するこのような資質は、むしろ「自分はまったく持っていない才能」だと思ってたので意外でした。
この資質がある人は独創性がある、企画力がある、有益なアイデアを思いつく、ことばが持つ力を楽しむ、などのメリットで活躍できるようです。
どっちかっつーと自分には苦手な分野のように見えるが、食わず嫌いなだけで、やってみたら意外と開花したりして?
もっとも、自分のアタマが固いのを知っているからこそ、「物事は一方面ではなく多角的に、俯瞰的に見るものだ」という考えを持っているのだけどね。
そしてやはりここにも「好奇心」という単語が躍るのか。
4.Intellection(内省)
※「さあ、才能に目覚めよう」P162~163より引用・あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいはほかの人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたのほかの強みによるでしょう。
・単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。
日本語だと内省という表現をされていますが、要は思考に没頭するのが好きだということです。
個別レポートには「あなたは知的な討論が好きです。」と書かれていました。
あえて自分の知らないテーマの記事をブログで書くことがあるのも、1位の学習欲と4位の内省があるからかもしれませんね。
1~4位の資質を見る限り、…「独身一人暮らし女だからこれからどうやって生き抜いていくか考えるブログ」というブログタイトルは、私のシナプスによって既に決まっていたのか…!?
じゃあしょうがないね!異常にタイトルが長くなっちゃったのは脳の構造上のものだからしょうがないよね!
5.Harmony(調和性)
※「さあ、才能に目覚めよう」P158より引用・あなたは同意点を求めます。あなたは、衝突や摩擦から得るものはないという考えを持っているため、そのような争いを最小限にしようとします。
・人々が自分の意見を他人に押しつけるために無駄にしている時間の多さは、あなたには信じがたいほどです。
上位4つとも「知りたい」「考えたい」系の思考発想系資質でビビリましたが、ここでようやくコミュ系の資質が出てきてホッとしましたお。
ほら、私の結果だとわかりづらいけど、34の資質の中には「コミュニケーション」とか「社交性」とかあるんですよ。
例えば気遣いのできるリーダータイプ(というのは私の勝手な主観ですが)のピヨママさんだと上位資質は「最上志向(高みを目指す)」「アレンジ(マルチタスク)」「共感性(空気読める)」ですし、全然違う資質になるんでしょう。
確かに確かに、言われてみれば。
折り合わない二つの意見を見たとき、着地点や妥協点を探るくせはあるなあ。
ちなみに互いの意見の着地点を探す(探してしまう)習性のある「調和性」を持つ人が、確実に意見が対立するとわかっている会議に参加するのはまったく不向きとのこと。同じ調和性の資質を持つ人と仕事するとうまくいきやすいみたい。
◆知った後にどういかすか、だよね
自分の才能を知った後に「へーそうなんだー」で終わってしまっては、このストレングス・ファインダーもこれまで私の人生の役に立たなかった数多の性格診断と同じく、無意味なものになってしまいます。
自分の資質を意識しておけば、仕事の取り組み方に少し前向きになれそうですが、さて。
どうやっていかしていけばいいか、「考える」としましょうか。
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