確定拠出年金(401K)、久しぶりにログインしてみた

今年の3月ぶりに確定拠出年金がどうなっているか確認してみました。

前回は新卒の時に設定した「投資先に定期預金が多い状態」になっているのを見て、「こりゃもったいない」と新興国などリスク投資の割合を増やしたんですよね。

あれから半年…


拠出金は60.5万円、評価額は71.8万円…ということで11.3万円の利益が出ていました。

うむ、上々。

確定拠出年金について、「年利15%でふやす資産運用術」という本を1年くらい前に買って読みました。


帯つけたままのきれいな状態ですが、ちゃんと読んでいますよ。

有名な書籍ですので、何番煎じのレビューかわかりませんが。
確定拠出年金について わかりやすく書いてある良書です。

金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術

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この本では確定拠出年金がなぜ年利15%の金融商品であるのか紹介されています。

それは「税制優遇」という特典があるから、ということです。

読んでみると確かに利回りは15%なのですが。

「12万円から3.6万円の利益を得て15.6万円になる」ということではなく、
「12万円から3.6万円の税金払わなくていいから3.6万円の利益と同じこと、だから年利30%★」という意味だそうです。

私だけなのでしょうか、これを年利15%でふやすと表現するのはモヤッとします。

本タイトルは年利15%で「ふやす」って書いてあるのにふえてないじゃん、と思ってしまう私はどこかおかしいのだろうか。
日本語って難しい。
ともあれ、制度についてわかりやすく書いてあり、私のような素人でも短時間で理解しやすかったように思います。

著作権を侵さない程度にレビューしたいので、本の感想はここで終わりです。
興味がある人は図書館や本屋で探してみてはいかがでしょう。


私のモヤッと感はともかく、税制面ではお得な制度であることには変わりありません。
というより私の会社は企業型確定拠出年金を採用しているため、強制的に加入せざるを得ません。


しかしこの制度…

メリットとしては
会社が倒産しても、資金が守られるとか。
再就職先に移管できるとか。
税制面で有利である。

というので悪くはないのですが。

デメリットとしては

会社が退職金を拠出している形なので、今の会社を退社する時は退職金が出ません。
また、定年まで何があろうとも引き出すことができません。
ついでに投資損益は全て自分に帰結します。

定年まで引き出せないということは、定年になるまで 「ないも同然」の透明人間のような資産です。
というわけで私は確定拠出年金を資産に計上していません。
だってリストラされようが病気になろうが借金しようが途中で脱退しようが絶対に引き出せないんですから。
(代わりに破産しても没収されないというのもありますが)

無事定年を迎えられたら資産に数えてもいいかもしれませんが、何十年後のことやら。

まあ、老後資金の「足し」になればいいかなと思いますので、期待しすぎずにまったり運用していこうと思います。
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comment

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いいなぁ…

こんばんわんわん、ITTINさん

確定拠出年金については職場で導入していないので
個人型へ加入になるのですが、会社へ言い出せずに
そのままにしています。

有利な制度ですので利用したいのですが
気が弱いもんで中々ね…

Re: いいなぁ…

> ふわわたさん

わんわわんわ。

個人型と企業型って同時に加入できないんですよね。
だめもとで言ってみては?(笑)

本によると0.4%の人しか利用していない制度ということなので、まだまだ利用条件が厳しいのかもしれません。

コメントありがとうございます。

No title

この本を押している人多いですね(*^_^*)

>本タイトルは年利15%で「ふやす」って書いてあるのにふえてないじゃん、と思ってしまう私はどこかおかしいのだろうか。

そういう理由だったんですか(*^_^*)
違和感あると思います。

確定拠出年金について私が考えたリスクはこちらです。

1、投資機会の損失

2、税制が変えられメリットが減る恐れがある。

3、システムが複雑すぎる(個人型の場合)

4、運用特に利益確定が難しい

5、預金は保護されない場合がある

私も今月から確定拠出年金を始めるのですが
無条件で有利になるものではないと思います(*^_^*)

Re: No title

> しらいゆうきさん

こんばんは。
件の本は良書ではあるのですが、ちょっと誤解を与えるタイトルかな、と思います。


1、投資機会の損失
2、税制が変えられメリットが減る恐れがある。
3、システムが複雑すぎる(個人型の場合)
4、運用特に利益確定が難しい
5、預金は保護されない場合がある

なるほど。
息の長い商品なだけにリスクも多いですね。
あてにしすぎずにやっていきたいと思います。

しらいゆうきさんも今月から始められるとのことでお互い頑張りましょう!

コメントありがとうございます。

No title

>また、定年まで何があろうとも引き出すことができません。

公務員になったときと、死んだ時には引き出せたかと思います。

とはいっても、401Kの定期は税金かからないを考慮しても
ネット銀行にくらべて低すぎるので、別のものにしたほうが
いいですね

Re: No title

> 名無しさん

>公務員になったときと、死んだ時には引き出せたかと思います。

なるほど。今後公務員になることがあれば参考にしてみようと思います。
今は残念ながら定年までは引き出せないという環境は変わらないようです。
死んだ時はまあ、生命保険も自分にかけているので後のことは大丈夫でしょう。

今は預金の資産が増えてきたので、401kを定期で運用する理由がなく株式に振り分けています。
今の預金は目を覆う金利ですので、なるべく分散できたらいいなと思います。

コメントありがとうございます!

No title

このタイトルにモヤッとしたのは至極真っ当な感覚だと思います(笑)。
百歩譲って、(税還付で実質)19,550円の負担で23,000円分の拠出額になるとしても、それも拠出した年度に限ってのことで、累計拠出額がその後年利15%で増えていくわけではありませんから^^;

それはともかく今後は企業型に加入してても、個人で追加で拠出できるようになるみたいです。一考の価値ありかも。

それよりも「時限爆弾」の特別法人税がいつ爆発するかが不安です。
幸い、投資は怖いという風潮のおかげで401k全体でも定期預金にしている人が大半なので、しばらくは安泰だとは思いますが(もしこれに税をかけてしまうと預金の低い利率では元本割れ続出なので)。

Re: No title

> snufkinさん

こんばんは。

本タイトルは目を引くだけに ちょっとズルイですよね。

>それはともかく今後は企業型に加入してても、個人で追加で拠出できるようになるみたいです。

そうなんですか!?だとすると選択肢が広がっていいと思います。

>それよりも「時限爆弾」の特別法人税がいつ爆発するかが不安です。

デフレ脱却&円安にしようという流れの中ではなかなか課税に踏み切らないとは思うのですけれどもね…

コメントありがとうございます!
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プロフィール

ITTIN

Author:ITTIN
会社員地味子。2016年12月にひっそりと結婚。
独身時資産は2500万くらいあるよ。
資産公開・内訳
<推移>( )内は前年比
2009年23歳 238万(+202万)
2010年24歳 498万(+260万)
2011年25歳 720万(+222万)
2012年26歳1032万(+312万)
2013年27歳1369万(+337万)
2014年28歳1738万(+369万)
2015年10月2000万円達成

2016年2月、本を出したよ。
素敵なレビューを書いていただき感謝!
書評一覧

29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた




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