美容費の特殊性

当ブログに寄せられるありがたいコメントのいくつかに、女子からの「美容費どうしてる?」という質問が結構多いんですよね。

ちなみに私の2014年の美容費を計上したところ計21040円でした。
2015年は1~5月までで2450円。
まっとうな女子なら1か月で使い切っている金額だし我ながらちょっと引いたね

過去エントリー
美容費が少ない理由

特に美人でもない凡人の私からは特にオススメする美容法や化粧品などはありませんが、
「もっと貯金したいのに、化粧品やお洋服やエステなどのおしゃれに毎月お金を使い過ぎてしまう…」と悩んでいる女子がいらっしゃいましたら
まずは節約方法や物欲を抑える方法を考える前に”美容費という支出の特殊性”を把握するところから始めると良いのではないかと思います。

ちなみにこのエントリー書いてみたらめっちゃ長くなったので2回に分けます。

【美容費の特徴】(主観です)

美容費に限りませんが、
「食費」「家賃」「光熱費」「雑費」等、数ある支出項目のうち、それぞれの支出にはそれぞれの特徴があります。

このうち「美容費」は化粧品代、服飾費、美容院代、エステ代、マッサージ代など、”おしゃれを楽しむため、美しくなるための費用”とします。
その他の支出と比べてこれがどのような特徴を持つのかというと、私はこのように把握しています。

◆一回の支出額が多く、単回の支出を削減しにくい

例えば美容院はカットだけでも一回4000円前後。カラーやトリートメントを一緒に行えばもっとかかります。
大体メニューごとの相場が決まっており、それより安いところを探すとなると1000円カットなどの利便性・時間・安さを重視したサービスを利用しなければならなくなり、カットの予算が2500円だったとしても「2500円でそこそこの技術でそこそこの時間でカットをしてくれる美容院」というのは、なくはないですが絶対数が少ないです。
技術が数値化できるものではないことや、美容師の労働単価や店舗の回転率等さまざまな要素を含み一律に似たような価格設定になっているものと思われますが、利用者としては価格帯での選択肢が少ない。

(都会だとさまざまな価格帯があったり地域ごとに相場が違うかもしれませんが、田舎の場合はそんな印象です)

洋服や靴や化粧品もブランドにより相場は異なるものの、上はきりがありませんが下はプチプラ(プチ・プライス)と呼ばれる価格帯でも1000~5000円かかるものもザラです。

美容に関わるサービスは、「お店やサービスの選択肢は無限にある」けれども、「価格の選択肢はほぼ無い」ということです。


◆美容費の価格設定は「原価」によるものではない

美容費における「値段」は、素材そのものの原価が高いのではなく「サービス」「技術」「ブランド」「デザイン」による付加価値によるものが多いと思います。

よってはじめて利用する場合など、価格設定が適切なのかHPを見て判断したり、価値に応じたサービスを消費者側で選択することがきわめて困難な場合があります。

同じ4000円を出しても「切ってもらって良かった!」と思えるような良い美容師さんに当たることもある一方で、
「ビフォーアフターが全く変わらん」「変な髪型になってしまった…」とがっかりする可能性もあります。


◆生命維持や生活に必須ではない

食費や光熱費などは「生活をしていく上で必要な支出」ですが、美容費はなくても死なないので生命維持のための支出としての優先順位は下です。
つまり、美容費は美を要求される仕事の人でない限り、「娯楽費」や「嗜好品」、「交際費」などの”人生を豊かにする支出”と分類は同じです。

◆他者が介在しない

美を仕事にしていない限り、基本的には自分のための支出です。つまり交際費と違って「仕方のない出費」がありません。

感覚が狂いやすい

定価5000円の化粧水がセールで2000円になっています。
すごいかわいいスカートが5000円です。なんと、他社の10000円のスカートよりかわいくて色も素材も良い。
本来なら2万円する脱毛が4000円でできます。
美容院のクーポンを利用して通常1万5000円かかる施術を半額以下の7000円で行いました。

なんと、定価や類似商品で50000円相当のサービスや商品を、計18000円で手に入れることができました。
i一回一回は「お買い物上手」です。

確かに「安く、賢く、お得で、満足な買い物をした」のですが、結果としては18000円を使っています。

美容費は「これが欲しかったの!」という消費による満足感や「これが1000円や2000円なんて安い」というお値打ち感にとらわれ、もう一つの事実である「確かにその金額を使った」という感覚が薄れ、積み重なるといつの間にかすごい金額になっていることがあります。

美容費は価格の絶対値そのものよりも、付加価値…定価や他の同系統のサービスと比べて相場を判断するため、一回一回にかかってくる数千円を「大した金額ではない」「安い」と感じてしまう。
また、これらの支出は一口にまとめると「美容費」というくくりですが、用途を細分化すると「化粧水」「服」「脱毛」「美容院」という全く性質の異なる支出のため、使う時はそれぞれ全く別の支出として認識することになり、家計簿をつけていない限り実態に気づきにくい。
女性にはいろいろ必要なものがあるのである。美容院だけ行ってりゃいいってもんではないのだ。

実体験としてはマスカラとワンピース、タイツと日焼け止めを少額ずつ揃えたらいつの間にか万を超えてたとか、化粧水乳液買うのと美容院に行った月が重なったら計上した時に万超えの出費になっててビックリしたとかそういうのです。

この他には世の中「お金を使うこと(散財)自体で満足感を得るために消費する」人もいるようだが、こういった「散財によるストレス解消のはけ口」にも美容費は使われやすいと思う。

ブランドのお店の2万円の靴を見た後にチェーン衣料店に足を運ぶと「1500円!?やっす!」となることもありますが、この靴は安いけれども、1500円するのです。

男性にはわかりづらいかもしれないが、この「感覚の狂い」こそ美容費の最大の罠。
これは他の支出にはない現象です。

とまあ美容費に関してはこのような感じで捉えている。
総括して、美容費は「全か無か」という支出の二極化が起こりやすいと思う。

【特性に応じた支出の削減方法を考える】

支出の削減=節約にはいろいろ方法がありますが、注意しなければならないのは

「割引サービスやクーポンを利用するなどして、一回の単価を減らす」
「より低コストで同効果を得られる代替サービスを検討する」

他の支出の削減には有効なこれらの方法が、単価が高い・生活上は必須のものではないという特性を持つ美容費においては、むしろ逆効果になることがあります。

勘違いしやすいのは節約サイト等で取り上げられる節約アイテム、「割引券やクーポン」は本来は購買意欲を促進させるためのものです。
あくまで利用する際の手段の一つであり、これに捉われると上記の「感覚が狂いやすい」状態に陥りやすくなるので注意しなければならない。
あくまでも「行くと決まったら探す」「必要になってから探す」という順番です。

よって、「一回の単価を下げる」ことではなく「消費機会を削減する」方が美容費の場合は下手なクーポンより遥かに節約効果を得られます。
というわけで私は美容費については「消費の回数を減らすこと」を意識しています。

美容費は生命維持に必要なく、他者も介在しないので100%自分の意思でコントロールが可能な支出です。

とはいえ、「消費の回数を減らすこと」として行うのは、ガマンではない。

経済を回すのは消費と浪費。
消費自体は悪いことではないと考えますので厳密には消費ではなく「浪費の回数を減らすこと」です。

節約とはストレスフリーではなくてはならないし、そうでなければ楽しくないし、続かない。

浪費の回数を減らすためにやっていることは次に分けて投稿しようと思います。


新しく買ったプレーンパンプス履いて出勤しようとしたらヒールひっかけてマンションの階段から転げ落ちたった。
これも美容費の少ない女の隠れた弊害か
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サウナは?

1ヶ月に2回、いや最低1回は、サウナに行くことを考えてもいいのではないかと思います。
サウナは健康にいいらしいです。
何よりも、毛穴のケアー(ダジャレでもある(笑))になります。
つるつるお肌になりますよーー...
実益込みだと考えれば...

No title

いやはや、女はめんどくさいってことですかね。でもストッキングとかは美容費に入りますか?
服飾なのに減価償却する前にバイバイする事が多いです。
かつて、従兄弟がある省庁に勤務していた時はパンストが支給されていました。
今はどうなのかしら?

Re: サウナは?

> スイス鉄道のように さん

こんばんは!

> サウナは健康にいいらしいです。
> 何よりも、毛穴のケアー(ダジャレでもある(笑))になります。
> つるつるお肌になりますよーー...
> 実益込みだと考えれば...

近いところで、この前諦めたジムにサウナ併設されてたんですよねえ。
他が遠いんですよー
毛穴ケア(韻)は気をつけようと思います(笑)

コメントありがとうございます!

Re: No title

> サマンサさん

こんばんは!

> いやはや、女はめんどくさいってことですかね。でもストッキングとかは美容費に入りますか?
> 服飾なのに減価償却する前にバイバイする事が多いです。

女はめんどくさいですねえ。私はストッキングや下着類も美容費に入れちゃってますね。
「身だしなみ」にかかる必要は雑費にしようかとも思ったのですが、そうすると美容院代とかの線引きが微妙なのでもう美容費にまとめてしまおうと。
よくタイツやストッキングダメにしてます(笑)

> かつて、従兄弟がある省庁に勤務していた時はパンストが支給されていました。

へえ~そうなんですか。
支給されるっていいですよね。
私は自前で調達しないといかんです。

コメントありがとうございます!

女性は大変ですね

「毎朝、ヒゲを剃るのが面倒だ。カミソリもシェイビングクリームも安くはないし。何とかならんもんか」と思っていました。

でも、女性はもっと面倒で、お金がかかるのですね。

今後は謙虚に生きて行きます。

Re: 女性は大変ですね

> ヒゲ剃りが面倒な男性さん

こんばんは!

>「毎朝、ヒゲを剃るのが面倒だ。カミソリもシェイビングクリームも安くはないし。何とかならんもんか」と思っていました。
> でも、女性はもっと面倒で、お金がかかるのですね。

女性のお手入れ範囲はもっと広いですからね…私はズボラですが、まっとうな女子にかかる手間とお金と言ったら。

> 今後は謙虚に生きて行きます。

お互いに謙虚に生きていきましょう(笑)

コメントありがとうございます!
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プロフィール

ITTIN

Author:ITTIN
会社員地味子。2016年12月にひっそりと結婚。
独身時資産は2500万くらいあるよ。
資産公開・内訳
<推移>( )内は前年比
2009年23歳 238万(+202万)
2010年24歳 498万(+260万)
2011年25歳 720万(+222万)
2012年26歳1032万(+312万)
2013年27歳1369万(+337万)
2014年28歳1738万(+369万)
2015年10月2000万円達成

2016年2月、本を出したよ。
素敵なレビューを書いていただき感謝!
書評一覧

29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた




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