単身世帯の年代ごとの金融資産保有額を見てみる
金融中央広報委員会が提供している「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成26年)」に年代ごとの金融資産保有額のデータがありました。
貯金の「平均値」とか「中央値」は正直知ったところで何があるわけではないので、毒にも薬にもなりません。
例えばこれから挙げるデータでの単身20代世帯全体の資産額平均値は147万円、中央値は10万円ですが、「自分は平均以上貯められているから安心だネ☆」ということにはなりません。
「20代」と一口に言っても20歳の学生と29歳のサラリーマンでは収入も貯蓄も雲泥の差があります。
というわけで参考程度に留めておくのが肝要です。
大体自分が全体のうちどのあたりに位置するのか把握するためには平均値や中央値よりも、「分布図」の方が有用だと思います。
貯金の「平均値」とか「中央値」は正直知ったところで何があるわけではないので、毒にも薬にもなりません。
例えばこれから挙げるデータでの単身20代世帯全体の資産額平均値は147万円、中央値は10万円ですが、「自分は平均以上貯められているから安心だネ☆」ということにはなりません。
「20代」と一口に言っても20歳の学生と29歳のサラリーマンでは収入も貯蓄も雲泥の差があります。
というわけで参考程度に留めておくのが肝要です。
大体自分が全体のうちどのあたりに位置するのか把握するためには平均値や中央値よりも、「分布図」の方が有用だと思います。
まず「金融資産非保有世帯を含むデータ」。
要は貯蓄なし またはマイナスの人も含む全体の統計です。

「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成26年)」
…のはずなので、単身世帯への調査だと思うが…
20代は約半数が「非保有」です。
まあ学生も含まれるとすると資産がないのは当然と言えば当然なのですが、
どの年代でも3割以上の「金融資産非保有」の人がいます。
大体年代が上がるごとに貯蓄が増える(というよりも格差が出る)のですが、
・住宅ローンなどの負債
・仕送り
・子供への教育費・養育費
貯蓄なし世帯が多いのはこういった要因があるようです。
単身世帯と言っても、皆が皆独身一人暮らしじゃないんですよね。
同調査では借金を持つ世帯割合や負債・借入の内訳や目的まで調査しているのですが、
おおよそ5人に1人は何らかの形で負債があり、負債のある人の借入額は30%の人が50万以下、借金している人の中で約半数は100万以下の借金です。
目的は「生活資金のため」「その他」が多いようです。
「少額の借金で日々を過ごしている」という生活形態の人がそれなりにいる、ということ?
奨学金や住宅ローンも恐らく借入金に含まれるので、これが貯蓄平均値を下げているのでしょう。
一方で、20代単身世帯に3000万円以上の金融資産を持つ人が0.4%います。
母数が701世帯ということなので、20代701人中3人は3000万円以上の資産を持っていることになります。スゲー
2000万円以上の資産を持つ単身20代は全体の0.7%。
701人中5人が2000万円以上の資産を持っていることになりますね。
現在目指しているのがこのラインなので、私も20代で2000万、仲間入りしたいものです。
次は「金融資産保有世帯のデータ」。
先ほどと異なり、金融資産非保有の人を除く、「資産がある人の資産額分布」です。

貯蓄する上で自分がどのあたりなのか考えるならこっちのデータの方が参考になります。
30代になってくると大体10人に1人くらいは1500万以上の資産を持つようになります。
この図から何を見るかと言うと、
「自分の目標は一体どのラインなのか」
「自分は今どこにいるのか」というおおよその指標になります。
ただまあ実際のところ生きていく上で「人と比べて資産額が多いかどうか」なんて関係なく、
資産額よりもはるかに重要なのは「可処分所得で暮らせる生活力とこれからの危機に備える対応力(生き残る能力)」だと思います。
というわけで資産額自体で一喜一憂することもなかろうかと思いますが、コツコツ貯金自体はゆる~やかなランニングみたいなものなので、ある程度のところで残っている走行距離と周りが走るペースを把握した方が今後の計画を立てやすくなります。
貯金のモチベーションにするもよし、頑張りすぎている人は休憩地点を考えるのもまた一興ですよ。

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要は貯蓄なし またはマイナスの人も含む全体の統計です。

「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成26年)」
…のはずなので、単身世帯への調査だと思うが…
20代は約半数が「非保有」です。
まあ学生も含まれるとすると資産がないのは当然と言えば当然なのですが、
どの年代でも3割以上の「金融資産非保有」の人がいます。
大体年代が上がるごとに貯蓄が増える(というよりも格差が出る)のですが、
・住宅ローンなどの負債
・仕送り
・子供への教育費・養育費
貯蓄なし世帯が多いのはこういった要因があるようです。
単身世帯と言っても、皆が皆独身一人暮らしじゃないんですよね。
同調査では借金を持つ世帯割合や負債・借入の内訳や目的まで調査しているのですが、
おおよそ5人に1人は何らかの形で負債があり、負債のある人の借入額は30%の人が50万以下、借金している人の中で約半数は100万以下の借金です。
目的は「生活資金のため」「その他」が多いようです。
「少額の借金で日々を過ごしている」という生活形態の人がそれなりにいる、ということ?
奨学金や住宅ローンも恐らく借入金に含まれるので、これが貯蓄平均値を下げているのでしょう。
一方で、20代単身世帯に3000万円以上の金融資産を持つ人が0.4%います。
母数が701世帯ということなので、20代701人中3人は3000万円以上の資産を持っていることになります。スゲー
2000万円以上の資産を持つ単身20代は全体の0.7%。
701人中5人が2000万円以上の資産を持っていることになりますね。
現在目指しているのがこのラインなので、私も20代で2000万、仲間入りしたいものです。
次は「金融資産保有世帯のデータ」。
先ほどと異なり、金融資産非保有の人を除く、「資産がある人の資産額分布」です。

貯蓄する上で自分がどのあたりなのか考えるならこっちのデータの方が参考になります。
30代になってくると大体10人に1人くらいは1500万以上の資産を持つようになります。
この図から何を見るかと言うと、
「自分の目標は一体どのラインなのか」
「自分は今どこにいるのか」というおおよその指標になります。
ただまあ実際のところ生きていく上で「人と比べて資産額が多いかどうか」なんて関係なく、
資産額よりもはるかに重要なのは「可処分所得で暮らせる生活力とこれからの危機に備える対応力(生き残る能力)」だと思います。
というわけで資産額自体で一喜一憂することもなかろうかと思いますが、コツコツ貯金自体はゆる~やかなランニングみたいなものなので、ある程度のところで残っている走行距離と周りが走るペースを把握した方が今後の計画を立てやすくなります。
貯金のモチベーションにするもよし、頑張りすぎている人は休憩地点を考えるのもまた一興ですよ。

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