確定申告してきた
申告期限も差し迫る中、確定申告&納税してきました。
確定申告自体は初めてではないのですが、納税するために自分で書類を作って申告するのは初めて。
はじめてのおつかいならぬ「はじめてのかくていしんこく」です。
賢い人は賢くe-Taxを利用するのでしょうが、私はアナログ人間なので国税庁HPの確定申告書作成コーナーで作った書類を印刷して確定申告会場に直接持参。
初めてなので、提出する書類が本当にこれでいいのか不安で、人間の目でチェックして欲しかったのです。
確定申告自体は初めてではないのですが、納税するために自分で書類を作って申告するのは初めて。
はじめてのおつかいならぬ「はじめてのかくていしんこく」です。
賢い人は賢くe-Taxを利用するのでしょうが、私はアナログ人間なので国税庁HPの確定申告書作成コーナーで作った書類を印刷して確定申告会場に直接持参。
初めてなので、提出する書類が本当にこれでいいのか不安で、人間の目でチェックして欲しかったのです。
はじめてのかくていしんこく
①書類を作成してみた
自宅でe-taxを使うための設備がない私は国税庁のHPから書類を印刷して持参することにしました。
めんどくさかったです。
いやマジで。
国税庁HPにある確定申告書作成コーナーは、値を入力すると税金を自動計算してくれるというスグレモノ。
わからない人のために「記載見本」などヘルプを用意してくれていて概ね親切なのですが、例えば「所得の種類を選びなさい」という時に「自分のこの所得の種類は何に該当するんだ?」とわからなかった場合は結局自分で調べる羽目になります。
つうわけで困りまくってヘルプめっちゃ開いたけどあんまり役に立たなかったよ…
あとは自分でする確認と計算が面倒。
お金の動きがあった口座全部ログインしないといけないし、それぞれ所得を計算/証明する方法が違うんだもの。
例えばFXだと、会社ごとに報告書と書かれている場所を探して出力して、スワップと建て玉別々に計算して合算しないといけません。
証券会社の口座を「特定口座の源泉徴収あり」にしていて「利益が20万円未満でも払った税金が返ってこない…だと…?失敗したアァァァ!」と思っていたのですが、ここに来て初めて「確定申告しなくて済む」というメリットが享受できました。
②確定申告書類を提出しに行ってみた
税務署行くのはめんどくさいので、確定申告の期間だけやってる家から近い会場を選択。
パッと見、混んでなさそうな感じだったのでほっとして会場入ったら騙されました。
ワイワイにぎわいまくりんぐ。
やっぱ混むのよね。
私は初めてだったので、果たして提出する書類がこれでいいのか、むしろ各書類が必要なのか不要なのかすらも全く自信がなく、まあ会場には相談コーナーあるらしいし聞けば確実やろと完全に人任せな感じで行ったわけなのです。
入口に一人のお姉さんが立っていて、にこやかに聞かれました。
「提出ですか? 作成ですか?」
私「一応書類は持参したんですが、初めてなので提出書類を確認してもらってから提出したいんですが」
お姉さん「ではこちらにどうぞ」
後ほど判明したのは、この時「提出」を選んでいればこの後のややこしいゴタゴタがなくて済みました。
通された先でそこで新たなるお姉さんに聞かれます。
「パソコンはできますか?」
私「えっ」
唐突な質問にためらう私にもう一度聞くお姉さん。
「パソコンはできますか?」
「何の申告ですか?」とか聞かれると思っていたので、不意をつかれ動揺する私。
私「えっ パソコン?」と首を傾げる私に再度お姉さんが「パソコンはできますか?」と問います。
私「書類は一応印刷して持ってきていて、念のため確認をしていただきたいと言ったらこちらに通してもらったんですが、どうすればいいですか?」
「パソコンはできますか?」
だめだ、パソコンができるかどうか答えないと先に進めない。
RPGのごとく用意された選択肢以外選べない。
私は折れました。
「はい多分」
「ではセルフですね。」
サクッと終わる問答。
そしてパソコン姉さんのもとを離れ確定申告書作成用のパソコン前に案内される私。
ちょっと見覚えのある画面「申告書作成画面」。
さっきの問答は「自分でPC入力して申告書が作成できるかどうか」ってことだったのか!
えっ ていうか、ここ違うんじゃない?
私、イチから作成したくて来たんじゃないよ。
最初に「相談したい」などと言ってしまったせいで、「提出ですか作成ですか」の「作成コース」に回されてしまったのか!
新しく現れた係のお姉さんが氏名を書く用紙を持ってきてくれましたが、申し訳なかったのですが断りました。
私「すみません。提出書類がこれでいいのか確認してもらいたかったんですが」
お姉さん「でもこちらのパソコンならe-taxなので直接データが飛ぶので楽ですし、税金の計算もしなくていいので楽ですよ」
用件を伝えた後もメチャ熱心にe-Taxを推される私。
e-Taxなら源泉徴収票などの証明書類の提出を省略できるんだっけ。
しかし、ここでe-Taxを使ってもう一度入力するのは嫌だ。
申告が一つくらいなら選んだかもしれませんが、私の場合、申告事項が複数あって入力自体すごく手間だったのです。
一度作っているとはいえ二度とやりたくない。
e-Taxで申告させるのがお仕事のお姉さんとそもそもe-Taxのパソコンには何の用もない私。
ああ…なんかお互いに目的が完全にずれてる。
私「書類があるのでe-Taxは大丈夫です。
所得を証明する書類として、このような書類は有効なのか聞きたかったんですが、どちらにうかがえばいいですか」
と見せて具体的に聞くと、お姉さんは「わからないので聞いてきますね」とどこかに助けを求めに行きました。
税務署職員が全員詳しいわけじゃないんだな…
その後入れ替わり立ち代わりで連れてきてもらった2~3人の職員の方にも話を聞きましたが、皆「多分大丈夫でしょう」とか似たり寄ったりでしかも言ってることが少しずつ違って不安…
最終的にファイルを渡され、「ひとまず一通り出しておきましょう。これに入れて提出しておいてください」という言葉とともに「あそこのボックスに入れておいてもらえれば、あちらの出口からそのままお帰りいただいて大丈夫ですよ☆」とゴミ箱みたいなボックスを指さされて送り出されました。
(というかずっとゴミ箱だと思ってた)
ええ…結局「まあ もし違ってたら税務署が後から連絡しますから☆」という魔法の言葉しか聞いてないよお ふええ。
「あの…これで大丈夫ですか?」と聞くとすんごい曖昧な笑顔を返されました。
最初から提出窓口行っておけば良かったと後悔しつつまあすぐ帰れるならいっか~とボックスに向かいましたが、はたと気づきました。
「投函したらお帰りいただいてドゾー」って言われたけど…
納税の手続きは…?
ここに至るまで誰からも納税方法教えてもらってないんだけど、これ帰っちゃっていいの?
私の場合は納税。
税金を払う立場なので、後ほど納税しないといけないはずなのです。
そこで入口にいたお兄さんに、聞いてみました。
このお兄さんはこちらの質問の意図をくみ取ってくれ、納税方法が口座引き落としと現金払込で選べるということを教えてくれてどこからともなく払込用紙を取り出して、私にくれました。
「3月16日までに郵便局など金融機関に行って納税しておいてくださいね☆」
(口座引き落としにすれば自動で引き落とされるそうですが、通帳の印鑑持ってなかったので現金を選択)
あっぶねえ…帰る前に気づいて良かった…
「書類を持っていけば確定申告会場で詳しい税務署の職員の人が進めてくれるだろう」などという甘ったれた考えでは自分の身は守れない。
自分で調べていかなければ!
結局その後不安すぎて無人ボックスに提出するのはやめ、提出窓口で確認してもらったところ一件訂正があり…
初めての確定申告を終えたのでした。
結局パソコン姉さんからゴミ箱のくだり丸々いらんかった。
以前別の地域で確定申告した時は、超絶に待たされたけど源泉徴収票と提出書類持っていったら職員さんが全部やってくれて、こんなんじゃなかったんだけどなあ…ちゃんと口座も向こうから聞いてくれたし…
まあ、申告も納税も終えたし、多分合っているはず。
「自宅でe-Tax」ができなかった私にとって一番手軽だったのは「確定申告会場でe-Tax」もしくは「郵送」という選択だったようですが。
はじめての申告書作成にはグーグル先生の知恵が必要だったのと、いろんな口座で自分の所得のデータを集める必要があったので、足りないデータがあって帰宅せざるを得ない可能性を考えたら、結局どの方法を選んでもそれなりに手間だったかもしんない。
やたらとゴタゴタしてしまいましたが、これは一回経験しないとわからないタイプの失敗な気がする。
次からはもっとスマートにできたらいいな。
今年が問題なければ、来年からは郵送にしようかな…

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①書類を作成してみた
自宅でe-taxを使うための設備がない私は国税庁のHPから書類を印刷して持参することにしました。
めんどくさかったです。
いやマジで。
国税庁HPにある確定申告書作成コーナーは、値を入力すると税金を自動計算してくれるというスグレモノ。
わからない人のために「記載見本」などヘルプを用意してくれていて概ね親切なのですが、例えば「所得の種類を選びなさい」という時に「自分のこの所得の種類は何に該当するんだ?」とわからなかった場合は結局自分で調べる羽目になります。
つうわけで困りまくってヘルプめっちゃ開いたけどあんまり役に立たなかったよ…
あとは自分でする確認と計算が面倒。
お金の動きがあった口座全部ログインしないといけないし、それぞれ所得を計算/証明する方法が違うんだもの。
例えばFXだと、会社ごとに報告書と書かれている場所を探して出力して、スワップと建て玉別々に計算して合算しないといけません。
証券会社の口座を「特定口座の源泉徴収あり」にしていて「利益が20万円未満でも払った税金が返ってこない…だと…?失敗したアァァァ!」と思っていたのですが、ここに来て初めて「確定申告しなくて済む」というメリットが享受できました。
②確定申告書類を提出しに行ってみた
税務署行くのはめんどくさいので、確定申告の期間だけやってる家から近い会場を選択。
パッと見、混んでなさそうな感じだったのでほっとして会場入ったら騙されました。
ワイワイにぎわいまくりんぐ。
やっぱ混むのよね。
私は初めてだったので、果たして提出する書類がこれでいいのか、むしろ各書類が必要なのか不要なのかすらも全く自信がなく、まあ会場には相談コーナーあるらしいし聞けば確実やろと完全に人任せな感じで行ったわけなのです。
入口に一人のお姉さんが立っていて、にこやかに聞かれました。
「提出ですか? 作成ですか?」
私「一応書類は持参したんですが、初めてなので提出書類を確認してもらってから提出したいんですが」
お姉さん「ではこちらにどうぞ」
後ほど判明したのは、この時「提出」を選んでいればこの後のややこしいゴタゴタがなくて済みました。
通された先でそこで新たなるお姉さんに聞かれます。
「パソコンはできますか?」
私「えっ」
唐突な質問にためらう私にもう一度聞くお姉さん。
「パソコンはできますか?」
「何の申告ですか?」とか聞かれると思っていたので、不意をつかれ動揺する私。
私「えっ パソコン?」と首を傾げる私に再度お姉さんが「パソコンはできますか?」と問います。
私「書類は一応印刷して持ってきていて、念のため確認をしていただきたいと言ったらこちらに通してもらったんですが、どうすればいいですか?」
「パソコンはできますか?」
だめだ、パソコンができるかどうか答えないと先に進めない。
RPGのごとく用意された選択肢以外選べない。
私は折れました。
「はい多分」
「ではセルフですね。」
サクッと終わる問答。
そしてパソコン姉さんのもとを離れ確定申告書作成用のパソコン前に案内される私。
ちょっと見覚えのある画面「申告書作成画面」。
さっきの問答は「自分でPC入力して申告書が作成できるかどうか」ってことだったのか!
えっ ていうか、ここ違うんじゃない?
私、イチから作成したくて来たんじゃないよ。
最初に「相談したい」などと言ってしまったせいで、「提出ですか作成ですか」の「作成コース」に回されてしまったのか!
新しく現れた係のお姉さんが氏名を書く用紙を持ってきてくれましたが、申し訳なかったのですが断りました。
私「すみません。提出書類がこれでいいのか確認してもらいたかったんですが」
お姉さん「でもこちらのパソコンならe-taxなので直接データが飛ぶので楽ですし、税金の計算もしなくていいので楽ですよ」
用件を伝えた後もメチャ熱心にe-Taxを推される私。
e-Taxなら源泉徴収票などの証明書類の提出を省略できるんだっけ。
しかし、ここでe-Taxを使ってもう一度入力するのは嫌だ。
申告が一つくらいなら選んだかもしれませんが、私の場合、申告事項が複数あって入力自体すごく手間だったのです。
一度作っているとはいえ二度とやりたくない。
e-Taxで申告させるのがお仕事のお姉さんとそもそもe-Taxのパソコンには何の用もない私。
ああ…なんかお互いに目的が完全にずれてる。
私「書類があるのでe-Taxは大丈夫です。
所得を証明する書類として、このような書類は有効なのか聞きたかったんですが、どちらにうかがえばいいですか」
と見せて具体的に聞くと、お姉さんは「わからないので聞いてきますね」とどこかに助けを求めに行きました。
税務署職員が全員詳しいわけじゃないんだな…
その後入れ替わり立ち代わりで連れてきてもらった2~3人の職員の方にも話を聞きましたが、皆「多分大丈夫でしょう」とか似たり寄ったりでしかも言ってることが少しずつ違って不安…
最終的にファイルを渡され、「ひとまず一通り出しておきましょう。これに入れて提出しておいてください」という言葉とともに「あそこのボックスに入れておいてもらえれば、あちらの出口からそのままお帰りいただいて大丈夫ですよ☆」とゴミ箱みたいなボックスを指さされて送り出されました。
(というかずっとゴミ箱だと思ってた)
ええ…結局「まあ もし違ってたら税務署が後から連絡しますから☆」という魔法の言葉しか聞いてないよお ふええ。
「あの…これで大丈夫ですか?」と聞くとすんごい曖昧な笑顔を返されました。
最初から提出窓口行っておけば良かったと後悔しつつまあすぐ帰れるならいっか~とボックスに向かいましたが、はたと気づきました。
「投函したらお帰りいただいてドゾー」って言われたけど…
納税の手続きは…?
ここに至るまで誰からも納税方法教えてもらってないんだけど、これ帰っちゃっていいの?
私の場合は納税。
税金を払う立場なので、後ほど納税しないといけないはずなのです。
そこで入口にいたお兄さんに、聞いてみました。
このお兄さんはこちらの質問の意図をくみ取ってくれ、納税方法が口座引き落としと現金払込で選べるということを教えてくれてどこからともなく払込用紙を取り出して、私にくれました。
「3月16日までに郵便局など金融機関に行って納税しておいてくださいね☆」
(口座引き落としにすれば自動で引き落とされるそうですが、通帳の印鑑持ってなかったので現金を選択)
あっぶねえ…帰る前に気づいて良かった…
「書類を持っていけば確定申告会場で詳しい税務署の職員の人が進めてくれるだろう」などという甘ったれた考えでは自分の身は守れない。
自分で調べていかなければ!
結局その後不安すぎて無人ボックスに提出するのはやめ、提出窓口で確認してもらったところ一件訂正があり…
初めての確定申告を終えたのでした。
結局パソコン姉さんからゴミ箱のくだり丸々いらんかった。
以前別の地域で確定申告した時は、超絶に待たされたけど源泉徴収票と提出書類持っていったら職員さんが全部やってくれて、こんなんじゃなかったんだけどなあ…ちゃんと口座も向こうから聞いてくれたし…
まあ、申告も納税も終えたし、多分合っているはず。
「自宅でe-Tax」ができなかった私にとって一番手軽だったのは「確定申告会場でe-Tax」もしくは「郵送」という選択だったようですが。
はじめての申告書作成にはグーグル先生の知恵が必要だったのと、いろんな口座で自分の所得のデータを集める必要があったので、足りないデータがあって帰宅せざるを得ない可能性を考えたら、結局どの方法を選んでもそれなりに手間だったかもしんない。
やたらとゴタゴタしてしまいましたが、これは一回経験しないとわからないタイプの失敗な気がする。
次からはもっとスマートにできたらいいな。
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