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「車買わないの?」に対する返答

2015年02月24日23:53   ┗節約 関連記事

車があると便利です。

旅行や買い物など いろいろなところに自由に出かけられますし、
雨が降っていても濡れずに目的地に着けますし、
重い荷物も運べますし、
友達が遊びに来た時も車で送迎したり、一緒にドライブや旅行もすることができます。
道具を持ち込んで、一人車中泊での旅行も楽しそうですね。

「便利」です。



私は新卒の時、地方に配属されたので、
「車がないと生活できなくない? 買わないの?」
と他の人から言われることがよくありました。

社会人1年目でお金がなかったのと諸事情により、私は車を買いませんでしたが、
同期達は「車ないと生活できない場所でしょここwww」と配属前に車をローンで購入していました。

山に囲まれた地域で、世帯ではなく1人1台車保有が当たり前、電車は使い物にならず、数少ないテレビのチャンネルでは1年以上前のバラエティ番組が繰り返し再放送されている。
雪が降っただけで地域ごと孤立して物流が遮断されプチ被災するような地域でしたが、結論から言えば車がなくても生活できました。

1年そこそこ暮らしただけで交通系電子マネーの使い方を忘れてしまうほど世の中から隔絶された田舎でしたが、代替案と工夫でどうにかなります。

私(独身一人暮らし)の場合、
「車をランニングコストを支払い持ち続け、毎日の恩恵に与る」
よりも
「必要な時だけレンタカーorタクシー」
「重いものは郵送サービスを利用orネット注文」

の方が使用頻度や予測される走行距離から判断するに 圧倒的に低コスト、そして機能的でした。
カーシェアリングサービスは、ある程度 都会的な地域じゃないとないんですよね…

単回のコストはタクシーやレンタカーの方が高いのですが、実際必要になる頻度がそう多くありませんでした。

普段の日用品や食料の買い物には車はいらない。
タクシーは月に2回も使わないくらい。
重いものはそもそも年レベルで買っていないし、あってもネットで注文すればいいし、米くらいなら自分で持てます。
レンタカーを借りるのは「友達と遊ぶ」、「お酒を飲む予定がない」、「友達が車を持っていない」条件が要るので、想定していたよりも使わず。

20代向けの服屋がなくて買い物は難儀しましたが、車を持っていたとしても往復何時間もかけて都会に行って買い物するほどのパッションや、延々ひとりで山道をドライブする根性は私にはないので 車を持ち続けるメリットを私では活かしきれなかったでしょう。

また、自転車通勤をしていましたが、
ひどい雨だった時の通勤手段として、適当な交通機関がないので市内を走る観光バスの巡回ルートと時間を調べて、雨天時はいつもより10分早く家を出て観光バスに乗り、職場に一番近いバス停で降り、100円で通勤していました。
長年勤める50代の事務員さんから
「えっ観光バスとかあるの? 私ずっとここにいるけどウチの職場近くにバス停あるの知らなかったよ!」と言われました。

「車がないと生活できない」地方にも、子供や高齢者などの車を運転できない人向けの何かしらの交通手段があるのです。
利用できるものならば、自分で調べて それを最大限利用すれば良し。

この土地を離れた後は「公共交通機関の利用」という選択肢が増えました。
(真性の田舎では電車は地元の人が移動のために使うものではない。
都会以外に住む多くの人は自身の住まいを田舎だと笑いますが、電車が交通手段として機能している場所は都会なのです)

経験上、都心以外の地域に住む車を持つ人は口を揃えてこう言います。

「田舎だから、車がないと生活できない」

発言者の背景は高校生の子供を持つ主婦の方だったり、独身一人暮らしの同期だったり、実家暮らしの昔なじみだったりいろいろなわけですが、
ある人には車は必要ですが、自分には必要なのか考えることが大事なのだと思います。

全国全て訪れたわけではありませんが、これまで訪れた中で「ああ、車ないと生活できないな」と思った場所は北海道の東の方だけです。
他の地域は、住む人こそ「田舎だから車ないと生活できないよ」と言いますが、独身一人暮らし、根無し草の私の基準では車がないと生活できないような場所の方がまれです。

車は素晴らしいもの。
すぐに乗れる自分の車があるということは便利ですし、なんだか安心します。
車が好きで、貯金して欲しい外車を買った人も知っています。
使用頻度が高いのなら相対的にコストが下がり節約になりますし、
子供がいたり、親が同居しているような世帯では必要になるでしょう。

これらの人にとって、車は必要なものなのです。

ただ、これまで会った中には、工夫や代替サービスで生活できるのに、
「ここは車がないと生活できないからお金かかるけど仕方ないよね」
と仕方なく車を持つことを選択している人もいるように思いました。

コストとパフォーマンス、そして満足度が自分の生活に合っているものなのか、考えて消費していきたいものです。
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