債券の利回りと価格が反対に動く理由
債券の基本のキ。
債券の利回りが上がれば債券の価格が下がる。
債券の利回りが下がれば債券の価格が上がる。
なぜなのか。
疑問に思った方だけ追記をどうぞ。
債券の利回りが上がれば債券の価格が下がる。
債券の利回りが下がれば債券の価格が上がる。
なぜなのか。
疑問に思った方だけ追記をどうぞ。
答えは債券の利回りを求める式を見れば一目瞭然。
※利付債の利回りを求める式(単利)

<補足>
「利率=表面利率(発行時に決定)」
「残存年数=債券が償還されるまでの年数」
「100=償還価格(日本では債券を売買する際に100円を基準としているため)」
「買付単価=債券の価格。償還価格(もしくは元本割合)を100とした、その時の債券の価格」
なんだって?
買付単価(=債券の価格)が計算式の分母と分子両方に入っているから
まだわかりづらいだって?
適当に数字入れて計算してみればわかるって!
え、めんどくさい?
じゃあちょいと式を展開してみよう。
(スキップしてください)
利回り×買付単価={利率+(100-買付単価)/残存年数}×100
↓
おりゃあおりゃあおりゃ
↓
買付単価=(利率+100/残存年数-買付単価/残存年数)×100/利回り
↓
ホワタタタタ
↓
買付単価×(利回り+100/残存年数)=100×(利率+100/残存年数)
↓
はァ――――!
↓
ふう。
お待たせ。
債券の利回りを求める式をゴチャゴチャ展開して、買付単価を求める式ができたぞ。

債券の利回りを決める要素は「利率」「残存年数」「買付単価」だけれども、
このうち、利率は一定(発行時に決まっている)であり、残存年数は時間の経過とともに減っていくものですから、利回りや単価に左右されません。
つまり、この計算式を見れば、買付単価と利回りは逆の動きをすることがわかります。
右式の分母が大きくなれば、値を小さくするために左式の買付単価が下がります。
ただし、純粋な反比例ではないこともわかりますね。
まあ私が買う債券って換金する時は所定の算式で計算される個人向け国債(変動10年)くらいだし、
その他の債券は毎月定額で投資信託を買ってラクしようとしてるし、
そもそも債券を途中で売却するという考えがない(償還まで持つつもり)ので、
このトピックって「知ってたからって何」というくらいのものなのですけどね。
でもまあ基本ですし、「債券の利回りが上がれば債券の価格が下がる理由」くらいは知っておかないとね。
なお、
縦軸を利回り、横軸を残存期間としたグラフをイールドカーブ曲線と言い、このグラフを使うと残存期間に応じた利回りの推測ができます。
興味がある人は画像を検索してみると良いよ。
このテのエントリーの時は人が来なくなるのはわかっている
だが気にしない

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※利付債の利回りを求める式(単利)

<補足>
「利率=表面利率(発行時に決定)」
「残存年数=債券が償還されるまでの年数」
「100=償還価格(日本では債券を売買する際に100円を基準としているため)」
「買付単価=債券の価格。償還価格(もしくは元本割合)を100とした、その時の債券の価格」
なんだって?
買付単価(=債券の価格)が計算式の分母と分子両方に入っているから
まだわかりづらいだって?
適当に数字入れて計算してみればわかるって!
え、めんどくさい?
じゃあちょいと式を展開してみよう。
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利回り×買付単価={利率+(100-買付単価)/残存年数}×100
↓
おりゃあおりゃあおりゃ
↓
買付単価=(利率+100/残存年数-買付単価/残存年数)×100/利回り
↓
ホワタタタタ
↓
買付単価×(利回り+100/残存年数)=100×(利率+100/残存年数)
↓
はァ――――!
↓
ふう。
お待たせ。
債券の利回りを求める式をゴチャゴチャ展開して、買付単価を求める式ができたぞ。

債券の利回りを決める要素は「利率」「残存年数」「買付単価」だけれども、
このうち、利率は一定(発行時に決まっている)であり、残存年数は時間の経過とともに減っていくものですから、利回りや単価に左右されません。
つまり、この計算式を見れば、買付単価と利回りは逆の動きをすることがわかります。
右式の分母が大きくなれば、値を小さくするために左式の買付単価が下がります。
ただし、純粋な反比例ではないこともわかりますね。
まあ私が買う債券って換金する時は所定の算式で計算される個人向け国債(変動10年)くらいだし、
その他の債券は毎月定額で投資信託を買ってラクしようとしてるし、
そもそも債券を途中で売却するという考えがない(償還まで持つつもり)ので、
このトピックって「知ってたからって何」というくらいのものなのですけどね。
でもまあ基本ですし、「債券の利回りが上がれば債券の価格が下がる理由」くらいは知っておかないとね。
なお、
縦軸を利回り、横軸を残存期間としたグラフをイールドカーブ曲線と言い、このグラフを使うと残存期間に応じた利回りの推測ができます。
興味がある人は画像を検索してみると良いよ。
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