TOPIX、日経225、JPX日経400の違い
日本株のベンチマーク、
東証株価指数(TOPIX)、日経平均株価、JPX日経インデックス400の違いについて素人なりにおさらいしておこうと思います。
株式のアクティブトレーダーだけでなく、
「日本株」という資産クラスをインデックスファンド等で保有したいと思う場合も、確実に知っておく必要がある指標です。
ざっくり一言でまとめると、
TOPIXとは東京証券取引所一部上場の全銘柄の時価総額の動きを指数化したもの。
日経平均株価とは東証1部上場の銘柄から選ばれた流動性の高い225銘柄の平均株価。
JPX日経インデックス400は東証・マザーズ・ジャスダックに上場している銘柄からROEと営業利益の高い400銘柄を選んで指数化したものです。
東証株価指数(TOPIX)、日経平均株価、JPX日経インデックス400の違いについて素人なりにおさらいしておこうと思います。
株式のアクティブトレーダーだけでなく、
「日本株」という資産クラスをインデックスファンド等で保有したいと思う場合も、確実に知っておく必要がある指標です。
ざっくり一言でまとめると、
TOPIXとは東京証券取引所一部上場の全銘柄の時価総額の動きを指数化したもの。
日経平均株価とは東証1部上場の銘柄から選ばれた流動性の高い225銘柄の平均株価。
JPX日経インデックス400は東証・マザーズ・ジャスダックに上場している銘柄からROEと営業利益の高い400銘柄を選んで指数化したものです。
◆ TOPIX ◆
東証株価指数。Tokyo Stock Price Index。
東京証券取引所第一部上場株式銘柄を対象として、1秒ごとに、算出・公表されている株価指数。
平均”株価”ではなく、時価総額です。
時価=「株価」×「発行済株数」であるため、単位が「ポイント」で計算されます。
一部上場の全銘柄を対象とするため、「マーケット全体の実態を反映する指数」でしょうか。
◆ 日経平均株価(日経225) ◆
日本経済新聞社が発表している東証一部に上場している各セクターの中から選ばれた225銘柄の平均株価。
定期的に年1回、もしくは臨時に銘柄の入れ替えが行われます。
平均株価であるため、単位は「円・銭」です。
東証一部上場の銘柄は2014年12月末時点で1854社。
このうち225銘柄しかないのですから、1銘柄あたりの株価変動が指標に与える影響はTOPIXより大きいと言われます。
この選定される225銘柄の選定基準は以下の通り(日本経済新聞社より)。
・5年間における市場流動性(「売買代金」と「売買あたりの価格変動率{(高値÷安値)/売買高}」から算出)の上位450銘柄を算出。上位75銘柄の未採用銘柄は即採用
・「技術」「金融」「消費」「素材」「資本財・その他」「運輸・公共」の6つのセクター間で高流動性の銘柄をバランスを配慮しつつ採用
要は 流動性が高い225銘柄を選んで、その平均株価を指標にしているんですね。
◆ JPX日経インデックス400(JPX日経400) ◆
日経新聞社と日本取引所グループ、東証にて共同開発。
東証・マザーズ・ジャスダックに上場している銘柄から代表的な400銘柄を指数化したもの。
年1回銘柄の入れ替えが行われます。
2014年1月に開始された新しい指数です。
東京証券取引所のサイトでは
”資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数を創生します。これにより、日本企業の魅力を内外にアピールするとともに、その持続的な企業価値向上を促し、株式市場の活性化を図ります。”
と小難しい説明がありますが、
つまり 「なんか株主には良さそうな400銘柄寄せ集めてみたよ指数」 です。
400銘柄の選定基準ですが、
・上場後3年未満・債務あり・赤字ありの企業は足切り
・直近3年間の売買代金・選定基準日の時価総額で1000銘柄を選んで残りは足切り
んでもって選ばれし1000銘柄から、
・3年平均ROE:40%
・3年累積営業利益:40%
・選定基準日時点における時価総額:20%
のパーセンテージでスコアをつけ、あとは定性的判断で加点・補足してスコアの高い順に400銘柄が選ばれるようです。
「ROE」は、「ROE=当期純利益÷自己資本」で計算され、自己資本利益率を表します。
”株主から見た投資効率を表す指標”です。
.
ややこしいと思う人はROE=「少ない資本でどんだけ利益を上げられたか指数」と思えば良いです。
400銘柄には安定してROEと営業利益を上げている企業が選ばれるということ。
なんか良さそうですが、リスクとしては好調な業界に採用銘柄が偏る可能性があるのではないかと思いました。
つまり業界全体を揺るがすような〇〇ショックが起こった場合、同系列業界の銘柄の株価がガタ落ちする可能性もあるわけで。
例えばこれが震災前に開始していて、震災前には安定銘柄とされていた電力株が多く400銘柄に採用されていた場合、東電ショックでTOPIXよりも落っこちる可能性もあったのかな~と素人の私は思いました。
それとも定性的判断でこういった面は配慮されるのかしら?
あとは銘柄入れ替え時の指数の変動ですね。まだ歴史の浅い指数なのでようデータもありません。
----------------------------------------------------------
同じ「日本株」のベンチマークでありながらそれぞれ全く別物なので、素人の私は日本株のアセット(資産)をマイファンドでは3つとも積み立てています。
分散という意味ではより幅広い銘柄を網羅するTOPIXに連動するインデックスファンドに比重を置きたい。
日経225に連動する「ニッセイ日経225インデックスファンド」のコストが魅力的。
なんだかんだで新しい指標であるJPX400も気になる。
という単純な理由です。
私が組み入れている日本株のインデックスファンドの信託報酬は以下の通り。
日本株式インデックスe(TOPIXに連動):0.4%/年
ニッセイ日経225インデックスファンド(日経225に連動):0.27%/年
SMT JPX日経インデックス400・オープン(JPX400に連動):0.4%/年
ニッセイアセットから信託報酬0.34%のJPX400に連動するファンド「ニッセイ JPX日経400インデックスファンド」が登場しましたから、乗り換えを検討しています。
マイファンドが複雑になるのは避けたいと、管理をなるべくシンプルにしているつもりだったのですが、
本当につもりだけのようだったようです。
日本株のインデックスファンドだけで増える増える。
どんどん増えていく銘柄。

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東証株価指数。Tokyo Stock Price Index。
東京証券取引所第一部上場株式銘柄を対象として、1秒ごとに、算出・公表されている株価指数。
平均”株価”ではなく、時価総額です。
時価=「株価」×「発行済株数」であるため、単位が「ポイント」で計算されます。
一部上場の全銘柄を対象とするため、「マーケット全体の実態を反映する指数」でしょうか。
◆ 日経平均株価(日経225) ◆
日本経済新聞社が発表している東証一部に上場している各セクターの中から選ばれた225銘柄の平均株価。
定期的に年1回、もしくは臨時に銘柄の入れ替えが行われます。
平均株価であるため、単位は「円・銭」です。
東証一部上場の銘柄は2014年12月末時点で1854社。
このうち225銘柄しかないのですから、1銘柄あたりの株価変動が指標に与える影響はTOPIXより大きいと言われます。
この選定される225銘柄の選定基準は以下の通り(日本経済新聞社より)。
・5年間における市場流動性(「売買代金」と「売買あたりの価格変動率{(高値÷安値)/売買高}」から算出)の上位450銘柄を算出。上位75銘柄の未採用銘柄は即採用
・「技術」「金融」「消費」「素材」「資本財・その他」「運輸・公共」の6つのセクター間で高流動性の銘柄をバランスを配慮しつつ採用
要は 流動性が高い225銘柄を選んで、その平均株価を指標にしているんですね。
◆ JPX日経インデックス400(JPX日経400) ◆
日経新聞社と日本取引所グループ、東証にて共同開発。
東証・マザーズ・ジャスダックに上場している銘柄から代表的な400銘柄を指数化したもの。
年1回銘柄の入れ替えが行われます。
2014年1月に開始された新しい指数です。
東京証券取引所のサイトでは
”資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数を創生します。これにより、日本企業の魅力を内外にアピールするとともに、その持続的な企業価値向上を促し、株式市場の活性化を図ります。”
と小難しい説明がありますが、
つまり 「なんか株主には良さそうな400銘柄寄せ集めてみたよ指数」 です。
400銘柄の選定基準ですが、
・上場後3年未満・債務あり・赤字ありの企業は足切り
・直近3年間の売買代金・選定基準日の時価総額で1000銘柄を選んで残りは足切り
んでもって選ばれし1000銘柄から、
・3年平均ROE:40%
・3年累積営業利益:40%
・選定基準日時点における時価総額:20%
のパーセンテージでスコアをつけ、あとは定性的判断で加点・補足してスコアの高い順に400銘柄が選ばれるようです。
「ROE」は、「ROE=当期純利益÷自己資本」で計算され、自己資本利益率を表します。
”株主から見た投資効率を表す指標”です。
.
ややこしいと思う人はROE=「少ない資本でどんだけ利益を上げられたか指数」と思えば良いです。
400銘柄には安定してROEと営業利益を上げている企業が選ばれるということ。
なんか良さそうですが、リスクとしては好調な業界に採用銘柄が偏る可能性があるのではないかと思いました。
つまり業界全体を揺るがすような〇〇ショックが起こった場合、同系列業界の銘柄の株価がガタ落ちする可能性もあるわけで。
例えばこれが震災前に開始していて、震災前には安定銘柄とされていた電力株が多く400銘柄に採用されていた場合、東電ショックでTOPIXよりも落っこちる可能性もあったのかな~と素人の私は思いました。
それとも定性的判断でこういった面は配慮されるのかしら?
あとは銘柄入れ替え時の指数の変動ですね。まだ歴史の浅い指数なのでようデータもありません。
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同じ「日本株」のベンチマークでありながらそれぞれ全く別物なので、素人の私は日本株のアセット(資産)をマイファンドでは3つとも積み立てています。
分散という意味ではより幅広い銘柄を網羅するTOPIXに連動するインデックスファンドに比重を置きたい。
日経225に連動する「ニッセイ日経225インデックスファンド」のコストが魅力的。
なんだかんだで新しい指標であるJPX400も気になる。
という単純な理由です。
私が組み入れている日本株のインデックスファンドの信託報酬は以下の通り。
日本株式インデックスe(TOPIXに連動):0.4%/年
ニッセイ日経225インデックスファンド(日経225に連動):0.27%/年
SMT JPX日経インデックス400・オープン(JPX400に連動):0.4%/年
ニッセイアセットから信託報酬0.34%のJPX400に連動するファンド「ニッセイ JPX日経400インデックスファンド」が登場しましたから、乗り換えを検討しています。
マイファンドが複雑になるのは避けたいと、管理をなるべくシンプルにしているつもりだったのですが、
本当につもりだけのようだったようです。
日本株のインデックスファンドだけで増える増える。
どんどん増えていく銘柄。

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