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【投資信託クイズ】基準価額の異なる投信、どっちがお得

基本は大事ということで、突然ですが、クイズです。

AとBの2つの投資信託があります。
両ファンドの組み入れ銘柄と比率、コストなど、まったく一緒。
異なる点は、基準価額だけです。

ファンドの基準価額とは「投資信託のお値段」のことです。
ファンドの成績を表す物差しになります。

Aファンド:基準価額4745円
Bファンド:基準価額9490円

さて、あなたはこの2つのファンドを非常に魅力的に思いました。
では、2倍も基準価額が違うこの2つのファンドのどちらを買うのが一体お得なのでしょうか?

①基準価額(=投資信託のお値段)が安いAの方がBよりもいっぱい買えるから、Aでしょ
②基準価額はファンドの成績を反映するものだから、資産価値の高いBでしょ
③中身は同じだからどっちでも一緒でしょ

本エントリーは「基準価額ってな~に?」という方向けのものです。
「こんなん常識っしょ!」という方や「投資信託に一切の興味がない」という方は追記を読む必要はありません。

答えはね。



③中身は同じだからどっちでも一緒でしょ

です。


本題の前に、「純資産額」「基準価額」「口数」の説明をしておきます。
んなもん知ってるよ!という方はスクロールして飛ばしてください。

============================================
ファンドの「純資産」とは「ファンドの全ての資産の総額」のこと。

ファンドの「基準価額」とは「投資信託のお値段」(多くのファンドでは、一万口あたりのお値段)のことです。
ファンドの成績を表す物差しになります。

「口数」とは、投資信託を管理するために用いる「単位」です。
肉はグラム、水はリットル、紙は枚。投信は「口」なのです。
総口数とは全てのファンド保有者の口数を合わせたもの。
一口あたりのお値段は ファンドの純資産額 ÷ 総口数 で求められます。

基準価額は1万口あたりのお値段ですから、
純資産額÷総口数×1万口 で計算されます。

この口数や、純資産額は、誰かがこのファンドを買うと増え、誰かが売ると減ります。
こいつらが増えていると「あ~資金増えてるな~誰かが買ってるんだな~」
減っていると「オイオイファンドから資産流出してんじゃねえかあ」と”ファンドの状況”を推し量る物差しになります。

対して基準価額は、別に誰かがこのファンドを買ったからといって必ずしも上がるものではなく。
誰かが売ったからと言って下がるとは限りません。

基準価額が反映するのは「ファンドが組み入れた資産の価値」です。
組み入れ資産や銘柄の価値が上がると基準価額は上がり、逆もしかり。
というわけで、主にファンドの成績を表す物差しになります。

では、ファンドの時価はどのように求めるのでしょうか。

ファンドの時価評価額は、
(保有口数 ÷ 1万口) × その日の基準価額


という計算式で求められます。
なんで1万口という数字が入っているかというと、ほとんどの投資信託の基準価額は1万口あたりのファンドの価格だからです。


ややこしくなってきましたね。

とまあ基本計算式は上記の通り。

基本、終わり。
============================================


スクロールしてきた人はここから。
本題です。

クイズで①を選び、「Aの基準価額はBの1/2なんだから、いっぱい買えるじゃん」と思った人。

同じ10万円で両ファンドを買った場合、

「AはBの2倍の口数を保有できる」のですが、同時に「Aの基準価額はBの1/2しかない」のです。

時価評価額 = (保有口数 ÷ 1万口) × その日の基準価額 ですから、

AとB、どちらを選んでも変わりません。

②は①と逆なだけ。

というわけで答えは③、一緒だよーんということなのです。

なお、この「中身一緒なのに基準価額違うじゃんファンド」は例を挙げるとひふみ投信とひふみプラスでしょうか。
厳密には信託報酬などちょっと違いますが、組み入れ銘柄や運用成績は同じです。
まあ同じマザーファンドで運用してるんだから当然ですね。

ひふみ投信とひふみプラスの違いが気になる人はこちら
ひふみプラス積み立て開始。ひふみ投信との違いとは?


追記:
基準価額を見て、「Bの方がすぐれている」と②を選んだ方に補足です。

AファンドとBファンドは、クイズの前提として基準価額以外全く同じファンドです。

両者のファンドがまったく同じファンドであったとしても、基準価額が大きく異なることがあります。
運用開始時期が違うと、同じファンドでも基準価額が変わってくるのです

両者とも10000円の基準価額からスタートしたとして、
Aファンドが5000円の時に、Bファンドが10000円で運用を開始しただけなのです。

このクイズ。
AとBは、実は同じファンドです。

同じマザーファンドで運用するファミリーファンド方式の投資信託にこういうものがあるかもしれません。
「ナニコレ基準価額違うだけじゃん! どっちがいいの?」と思った方はご参考までに。

たまには基礎に戻らなきゃ~な
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Re: ActiveかPassiveかで違うのでは?

> 鍵コメさん

こんばんは。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!

ご意見をありがたく拝見いたしました。
お返事を書いておきますね!

>ITTINさんが対象とされている投信がPassive系(Index連動型など)ならば、あなたの議論は正しいと思います。しかし、今やETFが投信よりも安い手数料で販売されており、Passive系の投信を高い手数料を払って買うより、信託報酬が安いETFを選ぶ方が賢い投資家と考えるので、あなたの議論の対象はActive系の投信だと考えて、以下記述します。

⇒「基準価額のみ異なり、他の条件は全く同じ2つのファンドの比較」というテーマのこのクイズにおいてはABのファンドがパッシブであるか、アクティブであるかは全く関係がなく③という結論になります。
次に理由を述べますね。


> 基準口数が10,000口であれば、基準価格は1口=1円として、10,000円のはずです。それが、基準価格4,745円になっていると言うのは、はっきり言って「超下手っぴ」です。基準価格が9,490円になっているのは、「下手っぴ」です。
>投信設定が相場の高いPeak時だったとか、Strategyが合わなかったとか様々な言い訳はあるでしょう。
>しかし、Active系の投信に投資すると言うことは、増やしてくれそうな投信に賭けると言う行為に他ならないので、「超下手っぴ」よりは「下手っぴ」に賭ける方が無難だと思います。
>また、Active系であれば、銘柄の組み換えも自由なので、運用側の腕は非常に重要だと思います。とても、超下手っぴには賭けられません。

⇒「両者とも10000円の基準価額でスタートしたアクティブファンド、Aは4745円、Bは9490円に減らしたのでまだBの方がマシ」という意味と受け取りました。

AとBの投信の違いは「基準価額」だけであり、両者の組み入れ銘柄・運用・コストは全く同じという条件を前提としてクイズに記載しています。
基準価額がより下落しているAがBより運用面で劣っているわけではありません。

ではなぜ「銘柄、組入比率、コスト、パフォーマンスが全く同じ2つのファンドで、資産の価値を反映する基準価額に差が出るのか」と言うと、「Aの運用がBよりも下手」という流動的な理由ではなく、「Aファンドが5000円の時に、Bファンドが運用を10000円でスタートし、両者とも全く同じパフォーマンスで運用する」ということでこの現象が起きます。両者の基準価額が異なる理由は「運用開始時期」が違うだけなのです。

ブログ記事、「運用開始時期が違うと、基準価額が変わってくるのです。」としか書いてないですね…。
追記した方がいいですね。

長文すみません。
コメントありがとうございます!
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プロフィール

ITTIN

Author:ITTIN
会社員地味子。2016年12月にひっそりと結婚。
独身時資産は2500万くらいあるよ。
資産公開・内訳
<推移>( )内は前年比
2009年23歳 238万(+202万)
2010年24歳 498万(+260万)
2011年25歳 720万(+222万)
2012年26歳1032万(+312万)
2013年27歳1369万(+337万)
2014年28歳1738万(+369万)
2015年10月2000万円達成

2016年2月、本を出したよ。
素敵なレビューを書いていただき感謝!
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29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた




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