貯金するにはシンプルであれ
お金を「ふやす」「守る」には知識が必要だと思いますが、お金を「ためる」分には複雑な方法を実践する知識は必要ない気がします。
むしろシンプルであれ。
むしろシンプルであれ。
「シンプルであれ」と言っても、どちらかと言うと”シンプルを選択する”のではなく、”自分にとって「複雑なこと」「わからないこと」「苦痛なこと」を駆逐していくと、残るのは単純で簡単なこと”だということです。
貯金を目標に掲げる人の中にも、難しいと嘆く人と、貯金にそう労力を必要としない人がいる。
難しい分だけ・複雑にする分だけ 実現できなくなるのが貯金である と考えると、なるほど腑に落ちる。
難しいこと。複雑なこと。面倒なこと。
例えば、
「守らなければならないマイルール」をたくさん設ける。
無理をしないと達成できない貯金計画を立てる。
よく仕組みがわからない高利回りの商品を買う。
目標が達成できなかった時、自分にペナルティを課す。
条件付きの還元率・ポイント付与率の高いクレジットカードやポイントカードを作る。
頑張って家計簿を細かくつける。
これらの中には貯金をするために有用な方法もあります。
ただ、人によっては苦にならない作業でしょうが、ズボラな私には苦痛です。
(家計簿をつける、だけは習慣化しているかな)
「高還元率のクレジットカードで買い物すればお得なんじゃないの?」
と思った方もいらっしゃるでしょうが、高還元率のクレジットカードの多くには年間の利用額が50万円を下回る場合には年会費が発生する、使用できるポイントの用途が限られる、などの条件がついているもの多数。
私もカード払いできる買い物はカードを使いますが、支出額は少ない年で70万円程度、そのうちカード払いは50万届くかわかりませんし、特定の一社のサービスのみ使いたいということもありませんので、こういったカードはなるべく避けたい。
なぜなら、「カードでの利用額が年間50万を下回ると年会費が発生する」「クレジットカードのポイントは〇〇のサービスでしか使えない」というルールを頭に入れておかないといけないからです。意識しなくても50万なんて余裕で超えるよ、よく使うサービスだから、という家計ならいいのかもしれませんが。
人によっては、還元率1.5%の条件付き高還元率カードよりも、還元率1.25%年会費完全無料のカードの方がルールを増やさずできるので楽かもしれません。私はこっちのタイプ。
あとは、よく家計管理で有効な方法として挙げられるのは「袋分け」(費目ごと、もしくは一週間など期間ごとに予算を封筒に分けておく)ですが、私はこれが自分にとって面倒に感じる・かつ生活実態に合わないので、一度も実践したことがありません。
「面倒だけどしっかりしたルール(守れさえすれば貯まるルール)」というのは実は劇薬のようなものです。
一時的に安心感をもたらす。自分がきちんとした人間のように思える。やってみようという気になる。うまくいっている人がいるから自分もできるのではないかと思う。
しかししばらくの間はやる気を引き出し、出力を上げることができても、いずれ効果が切れるとやる気も体力も枯渇してしまい、三日坊主状態になり忘れてしまう。あまつさえ我慢していた反動やストレスで衝動的な消費行動に走る引き金にもなりかねない。
そして衝動に負けた時、ルールを守れなかった時、「自分は物欲の我慢できない、貯金ができない人間だ」という自己認識がつき、目標を設定しては達成できず終わる、家計簿をつけては挫折する、を繰り返すことになる。
「貯金ができない」と嘆く人は、こうして負のスパイラルに落ちていくのではないかと推測している。
これは貯金に限らずだが、自己否定や自己嫌悪が発生する方法はすべからく長続きしない。
貯金もそうだし、仕事でも、人間関係でもそうだ。
人間は「嫌なこと」を意識・無意識に関わらず避けるようにできている。
失敗するたびに自己嫌悪に陥る、ペナルティがある、これでは貯金が楽しくなるわけがない。
楽しくないことは続かない。
私の場合ですが、
「予算達成できなかった場合は、達成できなかった分だけ次月の予算から差し引いて帳尻を合わせよう」みたいなペナルティを課すより、
「月の食費を予算内でおさめたら、残りのお金で好きなお菓子を買って良い」という方が続きました。
300円余った月に、その300円で何の菓子を買うかとワクワクしました。小学生みたいですけど、そっちの方が楽しかった。
人生を楽しむうえで重要なのは貯めた金で何をするのかということだと思うが、さりとてその人生楽しむために必要な貯金を達成するのに”楽しい方がいいか、楽しくない方がいいか”と言われれば当然楽しい方がいい。
というわけで、貯金ができない人間に必要なのは罰ではなく単純に褒美だ。
貯金をゲームと捉えても良い。
シンプルに、成果には報酬が必要なのだ。
ちなみに私は2000万円貯めた時のご褒美は、ケーキ作ってモリモリ貪り食いました。
人間の思考は複雑だけど、本能は単純なのである。
貯金を目標に掲げる人の中にも、難しいと嘆く人と、貯金にそう労力を必要としない人がいる。
難しい分だけ・複雑にする分だけ 実現できなくなるのが貯金である と考えると、なるほど腑に落ちる。
難しいこと。複雑なこと。面倒なこと。
例えば、
「守らなければならないマイルール」をたくさん設ける。
無理をしないと達成できない貯金計画を立てる。
よく仕組みがわからない高利回りの商品を買う。
目標が達成できなかった時、自分にペナルティを課す。
条件付きの還元率・ポイント付与率の高いクレジットカードやポイントカードを作る。
頑張って家計簿を細かくつける。
これらの中には貯金をするために有用な方法もあります。
ただ、人によっては苦にならない作業でしょうが、ズボラな私には苦痛です。
(家計簿をつける、だけは習慣化しているかな)
「高還元率のクレジットカードで買い物すればお得なんじゃないの?」
と思った方もいらっしゃるでしょうが、高還元率のクレジットカードの多くには年間の利用額が50万円を下回る場合には年会費が発生する、使用できるポイントの用途が限られる、などの条件がついているもの多数。
私もカード払いできる買い物はカードを使いますが、支出額は少ない年で70万円程度、そのうちカード払いは50万届くかわかりませんし、特定の一社のサービスのみ使いたいということもありませんので、こういったカードはなるべく避けたい。
なぜなら、「カードでの利用額が年間50万を下回ると年会費が発生する」「クレジットカードのポイントは〇〇のサービスでしか使えない」というルールを頭に入れておかないといけないからです。意識しなくても50万なんて余裕で超えるよ、よく使うサービスだから、という家計ならいいのかもしれませんが。
人によっては、還元率1.5%の条件付き高還元率カードよりも、還元率1.25%年会費完全無料のカードの方がルールを増やさずできるので楽かもしれません。私はこっちのタイプ。
あとは、よく家計管理で有効な方法として挙げられるのは「袋分け」(費目ごと、もしくは一週間など期間ごとに予算を封筒に分けておく)ですが、私はこれが自分にとって面倒に感じる・かつ生活実態に合わないので、一度も実践したことがありません。
「面倒だけどしっかりしたルール(守れさえすれば貯まるルール)」というのは実は劇薬のようなものです。
一時的に安心感をもたらす。自分がきちんとした人間のように思える。やってみようという気になる。うまくいっている人がいるから自分もできるのではないかと思う。
しかししばらくの間はやる気を引き出し、出力を上げることができても、いずれ効果が切れるとやる気も体力も枯渇してしまい、三日坊主状態になり忘れてしまう。あまつさえ我慢していた反動やストレスで衝動的な消費行動に走る引き金にもなりかねない。
そして衝動に負けた時、ルールを守れなかった時、「自分は物欲の我慢できない、貯金ができない人間だ」という自己認識がつき、目標を設定しては達成できず終わる、家計簿をつけては挫折する、を繰り返すことになる。
「貯金ができない」と嘆く人は、こうして負のスパイラルに落ちていくのではないかと推測している。
これは貯金に限らずだが、自己否定や自己嫌悪が発生する方法はすべからく長続きしない。
貯金もそうだし、仕事でも、人間関係でもそうだ。
人間は「嫌なこと」を意識・無意識に関わらず避けるようにできている。
失敗するたびに自己嫌悪に陥る、ペナルティがある、これでは貯金が楽しくなるわけがない。
楽しくないことは続かない。
私の場合ですが、
「予算達成できなかった場合は、達成できなかった分だけ次月の予算から差し引いて帳尻を合わせよう」みたいなペナルティを課すより、
「月の食費を予算内でおさめたら、残りのお金で好きなお菓子を買って良い」という方が続きました。
300円余った月に、その300円で何の菓子を買うかとワクワクしました。小学生みたいですけど、そっちの方が楽しかった。
人生を楽しむうえで重要なのは貯めた金で何をするのかということだと思うが、さりとてその人生楽しむために必要な貯金を達成するのに”楽しい方がいいか、楽しくない方がいいか”と言われれば当然楽しい方がいい。
というわけで、貯金ができない人間に必要なのは罰ではなく単純に褒美だ。
貯金をゲームと捉えても良い。
シンプルに、成果には報酬が必要なのだ。
ちなみに私は2000万円貯めた時のご褒美は、ケーキ作ってモリモリ貪り食いました。
人間の思考は複雑だけど、本能は単純なのである。
